
主に駐車モービルCW運用で使用しているラック(【注】最近の運用状況を踏まえて、本記事以降は“2列目座席シャック用ラック”と呼ぶことにする。)だが、サイズが実情に合っていない、あるいは収納アイテムをラックのサイズに合わせる必要性を感じなくなったため、変更を検討することにした。
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このラック、設計時の基本構想@1枚目の図面は、上段にFTDX10シリーズなど小型の固定機、中段にFTDX101Dシリーズなど大型の固定機、下段にSP-2000@FTDX5000やFT-2000純正スピーカーを2個、あとは電波時計などの小物アイテムを余白に少々収納するというものだった。
これに対して現状は、上段と下段に構想どおりのアイテムを収納出来た。まぁここまではOKなんだけど、中段は繋ぎのつもりでいたFTDX10Mのままとなっているため、早い話が必要以上に大きなラックになっている。それと、最近は懐事情も含めて大型の固定機に対するこだわりも少しずつ無くなっていき、遂には「中段は、このままFTDX10Mで行きますか~。」と、リグ系ビジョンが変わってしまった。

そうなると、サイズか合わなくて見栄えがイマイチなラックを使い続ける理由が無くなるため、当初の構想に区切りを付けて見直し検討し、2枚目の図面に至る。UP図だと寸法数値の読み取りが厳しそうなので箇条書きで補足(B4→AFR)させてもらうと、以下のようになった。
・上段の高さ:134mm→120mm(-14mm)
→前脚スタンド不使用Ver.の高さに変更。
・中段の高さ:180mm→120mm(-60mm)
→収納アイテムのサイズが上段と同じなので、高さも同じになる。
・下段の高さ:180mm→170mm(-10mm)
→収納や取り出しに必要な高さを再確認し、やり過ぎない程度に詰める。
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・合計 :570mm→486mm(-84mm)
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上記のように、収納アイテムベースで見ると84mm低く出来るっぽい。これは同時に、設置環境ベースでも最低2つのメリットがある。
1つ目は、重心が低くなるため走行中の揺れが少しマシになることだ。総重量は低くしたラックの木材分しか減らないけど、上段のリグ@FTDX10Sの高さが70mm低くなる。一応、ラックは転倒防止のため背もたれに荷締めベルトで括っているけど、それだけで揺れを完全に封じ込めている訳ではないので、少しでも低い重心の方が安定するはずだ。
2つ目は、後方視界の回復だ。私は身長が185cm超なので、この程度であれば座ったまま少し背伸びすればそこそこの視界は得られるけど、それが億劫になることも時々あった。そこで、お試しで84mmに折り曲げたチラシをラックに当てて、背伸びしないで左斜め後ろに振り向いてみたところ、UP写真のようにチラシ下端が窓の下端とほぼ同じで、窓に対する干渉は無いに等しくなりそうだ。
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と言うことで今回の見直しは、当初の目的だった運用時の見栄え改善、加えてラックの安定感向上、運転環境の回復の3件に効果が見込めることが分かった。あとは作業をいつやるかだが、今のところまだ決めていない。でも今回のネタは思ってた以上にメリットがあるみたいなので、なるべく早めに出来ればと思う。