東京モブストーリー -4ページ目

東京モブストーリー

恐らく、というかほぼ確定的に、自分はこの世界のモブなのだと思う。

今日の未明。
同棲していた女性に別れを告げられた事は先の記事に書いた通りですが、その後寝て、起きてからの今日。

もう恋人としての関係が終わってしまった筈の女性と同じ家で過ごしているというのは、なんとも他に感じる事のない感覚でして。

これはもしかしたら離婚をしたご夫婦や、どこか他のカップルならわかってもらえるかも知れないし、そういう人達でしかわからない感覚なのでしょう。

そしてそのお互いに線を引き合った距離の中で、この家を出て行く手続きを進めている女性。
それを横目に私は履歴書を書いていました。

こっちは尚更、人生で味わう回数の少ない気持ちでありました。

これから彼女がどこに引っ越すのかも知らないし、街でバッタリ会うこともないでしょう。
何せ趣味が違う。
というより、私の好きな物は大体彼女は好きではないので、そうなるでしょう。

それでも、お金を貯めるしかないのです。
だから、明日は近くのスーパーへ面接へ行くのです。

ただ、今夜は銀杏BOYZを聴きたい。
援助交際を聴きたい。
「眠れない夜を優しく包む 恋のメロディー 抱きしめて今夜だけ このままでいて」の所を聴きたい。

そういう27歳のおっさんのモブの話です。