第57章 補足:「シェイクスピアの言葉」

 

最後の章で、またも(?)シェイクスピアからの引用がありました。

 

原文では、

 

Shakespeare has said it is excellent to have a giant's strength, 

but it is tyrannous to use it like a giant.

「巨人の力を持つことは素晴らしきこと、

 けれどもそれを巨人のように使うのは暴挙です。」

 

 

調べてみると、これはどうやら

シェイクスピア の「尺には尺を」という作品のセリフのようです。

 

どんな作品で、どんな状況で語られる言葉なのか。

まずは作品を読まないことにはわからないので、

興味のある方はぜひ読んでいただきたいのですが、

とりあえずざっと解説してくれているページを見つけましたので、

お時間ある方はこちらのブログ ↓ をお読みください。

 

 

 

面白そうなお芝居でしょ⁉️お願いお願いお願い

 

私自身は、このお芝居を知らなかったのですが、

興味が湧いたのでソッコーで本を注文しました!!

 

まだ読んでません(笑)が、滝汗あせるあせる

このブログがようやくひと段落したので、

これからじっくり読み始めますね〜。

 

 

それからもう一つ。

 

まだ本を読んでもいないし芝居も見ていないのに

こんなことを書くのもどうかとも思いますが、

こちらのネット記事↓が興味深かったです。

 

 

 

2016年、蜷川幸雄さん演出のシェイクスピア 劇が上演されました。

この公演直前に蜷川さんは亡くなりました。

彼の遺作となり、追悼公演として発表された作品、

それが、『尺には尺を』だったそうです。

 

藤木直人さんと多部未華子さんが主演で

(どちらも大好きな役者さんです)

すごく良い舞台だったみたいです!

 

この記事を読み進めていくと、

次のような文章にふと目を引かれました。

 

 

” いくら厳格でも魅力的なものの前では我慢できないという人間のサガ…

 

そして、さっき言ったことと今言ってることがまるで違う人々。

 

でも、その時々では本心を言ってるのかもしれません。

 

この物語は、致し方ない人間の矛盾を見事に描いているのではないでしょうか。

 

「尺には尺を」というタイトルは

 

「あなたがさばくそのさばきで、自分もさばかれ、

 

 あなたが量るそのはかりで、自分にも量りあたえられるであろう」

 

という聖書のキリストの教えに由来しているのだそうです。 ”

 

 

 

リリウオカラニの胸中を垣間見るような気がしませんか?キラキラ

 

 

 

 

 

 

じっくりと「尺には尺を」を読み味わって、

何か気がついたことがあったらまたここに書き足したいと思います。

 

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最後に、当ブログの前記事で、

1897年6月17日付の新聞記事

(併合条約にアメリカとハワイ共和国が署名をした日の翌日)

について書いたのですが、

そこにちょいと付け足しを。

 

 

 

 

 

この画像で、アンクル・サム(アメリカ合衆国を擬人化したもの)が

ハワイ諸島の上にフォークを振りかざして、

 

「今から私がこのサンドイッチを味見します」と言っている、

と書きました。

 

実際に画面を目を凝らしてご覧になった方はお気づきでしょうが、

正確には

「このオイスター・サンドイッチを味見します」

と書かれています。

 

 

サンドイッチは、かつてハワイ諸島が「サンドイッチ諸島」と

呼ばれていたことに引っ掛けたものでしょうが、

 

でもオイスター・サンドイッチってどういうこと?

って思った方もいたのではないでしょうか?

 

 

私も、『???』と思った口です。

「オイスター」のスラング的な使い方の意味までネットで調べましたが、

「口の硬い人」みたいな意味ぐらいでした。

 

で、思ったんですが、

オイスターって牡蠣ですね。

 

つまり 真珠貝 pearl oyster のことか?

 

そう、もうお気づきでしょう。

ハワイの真珠といえば、パールハーバー。

パールハーバーが中身にある、サンドイッチ(ハワイ)諸島。

そういう意味なんじゃなかろうか!

 

これに気がついた時、

ちょっとだけ胸がスッキリしました。

(意味がわかったからね)

 

 

次はいよいよ、最終章の後編、

本書の締め括りの文章になります。

リリウオカラニ渾身の一文です。

 

もう少しだけ、お待ちください。

(5月21日更新予定です)