前回は小さな積み重ねが大きなパワーに

なるとブログに書きました。



小学生の頃からお金を盗んでいました




私は『お小遣い』と言う制度はなく


欲しい物があればおねだりして買って

もらうという感じでした。



友達と出かける時に幾らかもらい

買い物をする様なスタイルでした。



私が親の財布からお金を盗み始めたのは

小学生5年生あたりだったと思います。



なぜこんな話を始めたか?



うちの子を見ていても親の財布から

お金を盗んでいる形跡が無いし

きちんとお釣りは渡してくれるし


「私はもうこのくらいの年齢には

盗んでいたし、お釣りを誤魔化していたなぁ?」と思い出したからです。



当時遊んでいた友達も、親の財布から

お金を盗んでいました。



「バレなきゃいい」



そんな簡単な考えで盗み始めました。


最初はバレていないかヒヤヒヤしましたが

親は私には何も言ってきません。



「余裕だな」



そんな、思いでズルズルと盗むことを

重ねていきました。


お母さんが機嫌が悪いと「あっ。バレたかな」

とソワソワし始めて、お母さんの機嫌を取り


バレていないか確認していた事が度々ありました。



ある日、下の写真の様な貯金箱に小銭が沢山

貯められていたのを見つけました。




缶切りを使わないと開かないタイプです。


「バレない様にする為」に私が編み出した

策は、、定規を入れカチャカチャと貯金箱を

逆さまにしたりすると定規に500円玉が

上手く乗っかる時があるんです。



成功した私は、

何回も何回も盗んみました。



親の苦労もわかろうともせずに自分勝手な
事をしていました。


罪意識が薄れる




私は親に「公文式」を通わせてもらって

いました。そのほかに英語塾にも通わせて

もらっていました。



当時は1教科7000円だったと思うのですが

国語・数学の2教科を習っていました。



そうすると月謝は14,000円です。


その月謝を何回か使い込みました。

(月謝を払ってね!と親に渡されて

そのまま使い込みしていました)




使い道は文房具や本、お菓子、CDとか

でした。


たまにラーメン屋さんでラーメンとか笑


最初は小銭や千円から始まりましたが

だんだんと親から盗む金額も多くなり


「申し訳ない」気持ちはもちろんありましが

その気持ちよりも、「お金が欲しい」気持ち

が上回り、自分で自分を止める事が

出来ませんでした。



もちろん、月謝となると払われていないので塾から連絡が入り親にバレてしまいました。



バレて母に怒られた事を思い出しました。



あまり怒ったりしない母。


そんな母が怒る姿を見て

「悪いことしたな」とは

思っていたけど、心のどこかでは

「うるせー!めんどくせー」と思って

いました。




お金の大切さや働く辛さがわからない



子供の頃は「大人っていいな」って思って

いました。



好きに使えるお金があり

出かけたい時に出かけて、

好き勝手だな!って思っていましたし

そう言う風に見えていました。


そして私がグレた原因は


・姉との比較

・勉強がついていけない

・友達と上手くいかない

・父親の飲酒

・両親の共依存

・義理家族の共依存や人間関係



こんな事が積み重なりに非行へと方向が

変わっていったと思います。



親がどれだけ苦労して働いているか



どれだけの支払いをしているか



自分にいくらかかっているか



そんな事なんて考えもしなかったし

親に言えばどんどんお金が出てくる!

と思っていました。



お金の限界?みたいなのがわからなかった

です。



今、自分が自立して生活してみて

初めて「生活する大変さ」がわかりました。




世帯連鎖を食い止めたい



私は彼の逮捕で沢山の事を学びました。



「私は捕まった訳じゃないし、私は

悪く無い」とずっと思ってました。



でも「もう刑務所には行かせたくない」と

必死になった時から自分の人生は新たな扉

を開けたかの様に始まりました。



今までとは空気や時間の流れも

見え方も変わっていきました。



そして


以前にもブログで紹介した会社の子ですが


最初の頃よりも変わり、受け取り方

見え方が変わってきたそうです。



友達の自分勝手に振り回されていた

彼女は友達に「嫌な事を嫌」だと

伝えれたそうです。



私は彼女を見ていて『変わりたい』気持ちが

物凄く伝わるのです。


だからこそ応援したい!と私も思えるのです。


その子に前々から『進藤さんの礼拝』を

紹介したかったのですが、犯罪や非行とは

無縁の子なので、躊躇していました。



でも勇気を振り絞って紹介しました。


『まず、これを見て!

そうしたら今よりまた見え方変わるから。

私が言うよりも頭に入るから』と

YouTubeを彼女に送信しました。



彼女は動画を送ってすぐ、昼休みの休憩中に

見てくれました。


彼女が悩んだ時

苦しんだ時

どうしようもないくらい辛い時に

きっとパワーをくれる!と思ったからです。



彼女は、動画を見て

「スーッと頭に入ってきた。あの動画凄い。

他にも見たい」と

言って休憩から戻ってきました。


私はその言葉を聞いて『紹介してよかった』と

一安心です。



誰かが変わる姿を見るのは本当に

嬉しい事ですね。



問題点をわかっていない



今の彼は思考に歪みが出ています。


「一緒に暮らしたい」としつこいです。


なぜ?一緒に暮らせないかを説明しても


あの手この手で私を説得してきます。


今の彼は『一緒に住みたい』気持ち

が先走りして


周りが見えなくなっています。


出所してもうすぐ4ヶ月。


社会に慣れてくると「甘え」が出てくる

頃なのかもしれません。



私の言葉一つ一つに期待して彼にとって

都合の良い様に解釈していました。



それは「勘違い」だよ!と

説明し直す必要が出てきました。


考え方のズレを正していかないと

また私が我慢する事になる。


そして彼も「思い通りになった」と

インプットしてしまう可能性があります。


なので、めげずに軌道修正していこうと

思います。


この軌道修正が私の課題です。


我慢する関係は避けたい。


この気持ちを、常に持って彼に接して

いこうと思います。


「なぜ、彼が勘違いしたか」について

次回は書いていこうと思います。



今日も読んで頂きありがとうございました😊


ハーレークィーンは元旦おみくじを

引きました。ななななーんと





 

ではまた次回^_^