前回は「甘やかさない支援」の
大切さについて自分が感じたことを
書きました
今回は自分の体験談から
考えて書いていきます
私が精神薬・覚醒剤に狂っていた
時でも「甘えられる人」を考えて
行動していた事を思い出しました
それは家族や優しい友達です
甘えられる人がいるうちは
自分は立ち直れなかったと言い切れます
何回もお伝えしていますが
刑務所に入り全てを失ったからこそ
今があると強く思います
自覚が足りない
以前、彼から手紙をしばらくやめようと
書いてきた事がありました。
それに対して彼は「過去の事を言い合っても
過去は変えられないから。
俺が悪いのがわかっているけど、手紙とは
平面で誤解もおこりやすいから、手紙を
やめようと言いました。なので帰ったら
会ってゆっくり話をしよう」
って書かれていました。
この文章を読んだ時に
どこか上から目線で、自分が今まで
してきた事を言われるのが辛いから
言わせない為にストップをかけている
様に感じました
そして「もうやっちまったもんは
仕方ないでしょ。だから帰ってから
真面目になるから！過去の話はするな」
って開き直りにも感じました
自分が何故刑務所に行く事になったか
誰に迷惑や苦労をかけ、過ごしてきたか
棚卸しをする気がないのだと思いました
これは本人の自覚は勿論ではありますが
物質依存での問題行動に困りながらも
周りが「依存症」と認識しないケースもあり
誰かが彼を中途半端に甘やかすうちは
どんなに私が甘やかさない支援を
した所で本人には響かない
どんなに手紙で反省した内容を
書いてきても一貫した気持ちではないので
どこかで、ずれが出てきます
これは今回彼への対応をしていく
上で体験して学べました
もしかしたら彼を甘やかす人も
彼と「共依存」なのかもしれません
そして私自身、自分の父親
の事を間近で見ていながらも
彼と「共依存関係」に陥っていった
なかなか渦中にいると
自分が共依存！だなんて気付けない
事がわかりました
私の場合「あぁ、これ尻拭いだ」と
よぎりながらも決定的な
考えにはなりませんでした
彼が刑務所に行ってくれたからこそ
「共依存」から抜け出す事に集中が
出来た事は確かです
捕まらずにズルズルと社会にいられたら
私は今も沢山の尻拭いをし苦労をして
いたとハッキリ言えます
ピンチをチャンスに変えれない
彼は前回出所してから何回も
職質をうけています
薬物などで何回も捕まり後遺症等から
普通の感じではない事は警察も見て
わかるのだと思います
しかし彼は職質でもいちいち警察に
つっかかり任意の尿検査もごねます
自分がまじめにやっている証拠に
なる事なのにマイナスに捉えます
「俺は刑期を終えてもそんな目で
見られて悔しい」ってお酒を飲んで
眠剤を飲んでいました
「自分で自分をダメにしている」と
彼を見ていて感じました
警察も何回か大丈夫な事を確認
出来たら、職質もしてこなくなる
と考えますが彼にはそう考えられない
私が言ったところで私を甘く見てますから
「いや、お前には俺の気持ちは
わからない」と思われて効果はなし
悔しいですが、これも離れてみて
冷静になって考えれました
手を上げてないから偉い
今回逮捕されて保釈しています
そして判決が出て1度収監されています
その後控訴審を起こし控訴保釈まで
していますが、その間も彼は眠剤や
アルコールを乱用していました
ある日飲みに行き、誰か分からない
くらい殴られて帰ってきました
顔も腫れ上がり足元はフラフラで
見てるこっちは吐き気がするくらい
気持ち悪い姿で帰ってきました
彼から事情を聞いている時
「俺偉くない？相手に手、一つも
あげてないんだよ」って言いました
私と彼の考え方のズレを改めて
強く感じました
「君は何で捕まり、何に反省して保釈生活
を送ってるんだ？？手を上げる上げない
以前の問題だと言う事くらいわからんのか？
」と内心感じましたが言いませんでした
何故ならもう収監されるし
言っても無駄だと思っていたからです
こんな関係→（言いたいことも言えない）
に終止符を打ちたいとも考えていました
彼には謙虚さ・素直さ・感謝が足りません
時間はかかりますが本人の自覚１つで
少しずつ改善されていい方向に
いくことは私が体験してわかっている
だけに彼を見ていると残念で仕方ありません
あるCMで「君のやる気スイッチ
どこにあるんだ〜♪」ってあるのですが
まさに彼に対してその歌が流れます
お金を沢山持っていてイケメンでも
良い車に乗って頭が良くて優秀でも
心が豊かでいないと台無しになります
貧乏でもなんでも良いから、私は
心優しい人でありたいと考えています
私は謙虚・素直・感謝を忘れない
様に気をつけて生活しています
自分の考えが彼に伝わらない事で
切ない気持ちもありますが
これも学びの１つとして今後の
生活材料として頭に入れて
おこうと考える様にしました
宝物
依存症子さんからTシャツを
頂きました。「罪友Tシャツ」
このTシャツを身につけるからには
似合った人でありたいと考えています
これからも少しずつですが成長して
いきたいと思っています
今日も読んで頂き
ありがとうございます❤︎