小豆島霊場１番札所・洞雲山へ
昨年、7月に夏至をはさんだ約50日間だけ岩肌に現れるという『夏至観音』様に会いに行きました。
曇り空の中、15時も過ぎ諦めかけたその瞬間、観音様のお姿を拝むことができました。
その時に、ご住職と『月光観音』様のお話をする機会をいただきました。
「それではまた、冬至の時期に月光観音様を拝みに来ます」と言うとご住職は優しく微笑みながら
「寒いし、暗いので気を付けて来なさいよ」と仰ってくださいました。
そして、今年…
相方が月の方位角と高度を
調べてくれ、一番いい日を出してくれたのが…
“2020年1月11日午前3時～しかも2～3分”
そして、その日は満月と半影月食が重なっている日
(1月の満月はウルフムーンと呼ばれているそうです)
天気予報を見ると、2時頃から薄い雲が出てくるとの予報。
3時前には少し風も吹き始め、少し霞がかかってきたようにも思いました。
もうすぐ満月になろうとしているお月さま(半影月食が始まっています)に照らされながら、洞雲山へ歩いていくと…
待っていてくれたかのように、本堂に灯りが灯っていました。お参りを済ませ、前回ご住職が教えてくださった撮影スポットでセッティングを始めました。
時間が近づくにつれて、そのお姿が肉眼でもうっすらと見えてきました。
錫杖を手にし、お顔を少し傾けた身の丈3mほどの観音様のお姿が岩肌に…
夏に見た夏至観音様とはまた違った印象で、お月さまの光で現れた月光観音様は、幻想的で優しい印象がしました。
約半年ぶりのお姿に目頭が熱くなり、手を合わさせて頂きました。
そして夏至観音さまを見ることが出来た時に、初めてお会いしたご住職にご報告とお礼を兼ねてお会い出来ればいいなと思いながら、同日夕方に再び洞雲山へ。
ちょうどお帰りになるところで、未明に月光観音さまが拝めたことのご報告をし、カメラに納めた画像を御覧頂きました。
「おお、ここにおられる、おられる、宝物じゃぁなぁ」とにこやかに笑顔で仰ってくださりました。
タイミングがぴったりと合ったことで、ご住職ともお会いすることができ、とても嬉しかったです。
少しお話をした後、本堂への参拝を済ませ、私も洞雲山を後にしました。
ありがたいことに、昨年の『夏至観音』様に続き『月光観音』様も拝観する事ができ、自然の神秘を身をもって体感させていただきました。
夏至観音様を拝観した日のブログはこちら↓
