兄が亡くなった時、元義理の姉に兄の話を聞いた。私がビックリしたのは、兄が母を慕っていたことだ。私から見ても、兄が小中学生の時、母は凄く厳しい態度で接していた。ただ、兄が大学生の時、横浜元町のチャーミングセールに、2人で行って、なにやら色々買ってもらったらしい。それが一番最後の記憶として残っているのか、義理の姉に、母を慕っている発言が度々あったそうだ。

話は少し変わるが、しばらく疎遠だった兄に、父が認知症で病院に入ったことを連絡した。母は久しぶりに兄に会えて、一緒に病院に行けると思っていた。しかし母には会わず、兄が直接病院に行ってしまった。母は、かなりショックでガッカリしていた。その事がずっと母の心に引っかかっていたのか、5年前に兄が70歳の声を聞かずに亡くなった時、あまり悲しんでいなかった。

結局のところ、兄の母に対する気持ちが、態度と発言のチグハグでよく解らなくなった。