亡き母への思い
〜こんな日が来るなんて〜
こんな日が来るなんて、思ってもいなかった。
思いたくもなかった。
母とは、たくさん一緒に遊んだ。
たくさん一緒に出かけた。
たくさん一緒に食べた。
たくさん一緒に温泉にも行った。
一緒に見た景色、笑った時間、
何気ない会話。
どれも当たり前のようで、今思えば宝物だった。
私と母の関係は、とても静かで、
あたたかかった。
母はいつも、私の話をよく聞いてくれた。
否定もしなかった。
指図もしなかった。
「やってみたらいい」
「頑張り」
その言葉を、何度も何度もくれた。
信じてくれていたんだと思う。
私の人生を、私の力を。
だからこそ、
こんなふうに最後の時を迎える日が来るなんて、
想像もしていなかったし、
想像したくもなかった。
でも、これが現実。
受け入れたくないけれど、
受け入れるしかない現実。
いよいよ明日、
母の顔を見る最後の日になる。
私は、どうしたらいいのだろう。
何を母に伝えたらいいのだろう。
答えは、もう決まっているのかもしれない。
立派な言葉はいらない。
強くならなくてもいい。
ただ、
「ありがとう」
「大好きだよ」
「お母さんの娘でよかった」
それだけでいいのかもしれない。
母はきっと、
私が元気でいること、
自分の人生をちゃんと生きることを
一番望んでいる。
だから明日は、
泣いてもいい。
笑ってもいい。
言葉に詰まってもいい。
これからは母は心の中にいる。
これまでと同じように。
私らしく。
お母さん、
たくさんの時間をありがとう。
たくさんの愛をありがとう。