点検のち整備時々修理… | 南京都鉄路局

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一先ず告知からします♪

12月5日~6日
神戸市新開地商店街冬まつり2015
新開地商店街2丁目付近にて、ミニ鉄道運行します。

11:00~16:30 乗車無料 雨天決行

Pr3835蒸気機関車牽引列車 (久し振りです)


なんですが…

さて………


実は、運行予定の機関車が不調なんです。

他の1台は、全般検査(自動車の車検に相当)中でバラバラに解体修繕の最中で使えませんし…

もう1台は、ボイラーの不具合で使用停止中…

稼動可能なのが、この3835しか残ってないんです。

というわけで緊急点検!
しかも自宅前で…


機関車の床下って、なかなか見れないですよ♪

成りは小さいですが、構造は実物と全く同じです。

空車での自重が75kgある機関車を、ドッコラショと持ち上げて起こします。


道行く近所の方々や郵便屋さんが、驚いて何度も振り返ります(^^;

そりゃ、住宅街でSLが逆立ちしていたら…
びっくりするわな♪

小学生の軍団が帰って来る前にやって終わないと、めんどくさい事になりそうです(--;)

先ずは車輪を手でクルクル回しながら、不具合らしき箇所を特定してみます。

でも、時々車輪がガクンと止まり、回らなくなってしまいました…

軸焼けか、弁装置の位相ズレが考えられるので、とりあえずロッド類を外してみることに…


リターンクランクをピストンにくくって邪魔にならないようにします。

外した部品も間違えないようにしないと…

鉄の地金で出来た機関車の部品って、美しいですね♪油で磨けばピカピカになります。



でも、この状態で再び車輪を回してみれば…

軽やかにクルクル回ります。

軸受けが少し鳴きますが、注油するとピタリと鳴き止みます。現金なもんですね♪

軸焼けではないのは判りました。

でゎ??

前回の運行で、シュッポ♪シュッポ♪シュッポ♪と規則正しいブラスト音を奏でてましたし、シリンダ排水弁からも順序良く蒸気を噴き出していましたから、弁装置の位相ズレも考え難いです。



クランクピンや、ロッドのメタルにもちゃんと油で湿っており、軸焼けの痕跡はありません。

エンジンの問題なら、こんな症状でもないですから…

はてさて、困ったもんですσ( ̄∇ ̄;)

原因の見当が付かねば、修理のしようも無い…

もう一度ロッドを仮に組み込み、車輪を回してみると…

ガクン!

やはり止まってしまいます。
ひどい時には、車輪1回転あたり2回も…

この、不自然に止まる状態をジックリ観察しました。何度も何度も…


異常箇所発見!!
しかも、構造的欠陥!

サイドロッドの前腕と後腕を繋ぐピンの裏側が、動輪のスポーク中心部に引っ掛かり、車輪が止まってしまう事が判明しました。



本来なら、こういう部品には沈頭鋲なるツライチ仕上げにするのが設計上の理想だけど、実物の蒸気機関車にこだわるあまり、実物のように低頭鋲を使っているので、ごく僅かな出っ張りがトラブルの原因になり得るのです。

新車の頃に症状が無かったのは、おそらくクランクピンのメタルの厚みが有って、問題のピンがハブに引っ掛からなかったと推測されます。

加重高速回転の軸受けメタルですから、いくら注油したってすり減るのは当然で、またその為のメタルでもあります。

メタルがすり減ることまでを設計に入れておかないと…

最も、もし私自身が蒸気機関車の設計をイチからやるとすれば…
実物にこだわらず、ベアリングを多用してメンテナンスフリーを図りますけどね~♪

その辺がマニア向けのメーカーと技師との差なんでしょうね。

ともかく、ピンとハブの干渉を避けるには、クランクピンにスペーサーとなるブッシュを嵌めて、ロッドのメタルをオフセットしなければなりません。
クランクピンは11㎜、必要な厚みは1㎜です。
素材は、摩擦に強く丈夫で錆びない…となると、ステンレスか砲金、妥協点で真鍮となりますが…

そんな都合の良い部品が、すぐに有るはずがありません。

もっと前もって分かっていれば、何処かの金属加工業者に頼んで作ってもらったのですが…

今更ねぇ…f(^_^;

前回の運行からかなり期間が空いていたのに、土壇場にならないと着手しないのは、O型丑年の性なんでしょうね(^^;
まぁいいや…丑年にO型で産まれたんだからしょ~がない♪

部品を作ってみることにしました。

ホームセンターをウロウロし、使えそうな素材を探しましたが…
なかなか無いですね、やっぱり…(-""-;)

結局、1㎜厚のステンレスワッシャを加工することにしました。
とは言うものの、自宅には工作機械が安物のボール盤しかありません。

倉庫まで行けば旋盤がありますが、使った事が無いので不安です。

とりあえず、ぶっつけ本番で作ってみました。


ホントもぅ、無理矢理です( ̄∇ ̄;)
4つ使って2つ失敗しました。

やっぱりこういう丸い物体の加工なら、旋盤の方が向いているんでしょうね。

問題ない範囲内の偏心で、必要な2つは確保したのでヨシとしましょう♪
(ヨシなのか?)


明日、組付けてみます。

もし、うまくいかなかったら…


その時にまた考えてみましょう!

諦める!という手もあります。ハィ♪

O型万歳!