発音について 再掲 | コリンヤーガーの哲学の別荘

コリンヤーガーの哲学の別荘

30年温めてきた哲学を世に問う、哲学と音楽と語学に関する勝手な独り言。

 以前長々と書いた「わたしの英語の勉強の方法」でも述べたと思いますが。

 

 音節と音程という関係についてもう一度。

 

 A  local  waaerhouse  barn  down.

 

 訳

 この地区の倉庫が全焼しました。(ニュース原稿で、何処のどの倉庫かはこの後で読まれるため 不定冠詞 a  が正解)

 

 ① 音節数

 

 音節は母音の数で 9個 ある。

   house   の ou  は発音記号  au で二重母音なので一つと考える。

 

  この各音節に、音の「高さ」「速さ」「強弱」の変化がある。

 

 ② 音程

 

 音符はオクターブを12等分するから限られた音程しか表現することができないが、会話の音程は自由で、12音に限定されないけれども、大体の指標として参考になる。

 

 例えば最初の

 

 A  local

 

 をリンキングして声に出してほしいのだけれども、最初の音節 a  と o  の間に約1オクターブの跳ね上がりがあるのが自覚できるはずです。

 もしこの英文に作曲をするとしたら、英文への作曲は原則一音節一音だから最初の音 a  に対して、次の  lo は絶対上昇音になります。でなければ歌詞は聞こえず音楽にならない。よって音程は ② のように推移します。

 

 ③ スピード

 

 この文章では、「何が全焼したか」が意味的に一番大事であるので、当然ニュースキャスターは warehouse  をはっきりと伝えようとするから、この単語はほかの単語より、丁寧に明瞭に発音されねばならない。よって丁寧かつ明瞭のためには比較的ゆっくりと発音すべきである。

 

 

 ④ ③と同じで、「何が全焼したか」が意味的に一番大事であるので、当然 warehouse  が最も強くフォルテッシモになる。

 

 ⑤ ③④と同じ理由で、文章の最大音は ware  の w「a」re でなければならない。一文章か一節の中に必ずその英文で最も強調されるべき単語の音節があり、それを「イントネーションポイント」という。(参考 『英語のイントネーション』 J・C・ウェルズ 著 長瀬慶来 訳 研究社)

 

 補足① 単語末  local のL

 

  単語末の L  は、殆ど音のない OE (古英語) の発音で巻き舌を返さずに舌の左右から息をかすかに出す。

 

 補足② down

 

  down  の唯一の母音は、一瞬僅かに揺れる音程上昇の後下降

 

 補足③ 舌の位置

 

 いわゆる舌の位置一覧表で、二重(中間)母音舌の位置を覚える。

 

 

 

 日本語にない二重母音である発音記号「ae」の「ア」と「エ」には適切なその二重母音の舌の位置があり、それを舌に覚えさせることが美しい英語発音への道である。 in  Osaka  は「イン オオサカ」ではなくて「イェン オオサカ」で i 「イ」 と、e 「エ」の二重母音である。

 

 補足④ 子音で終わる時

 

 子音で終わる時に徹底的に母音をつけて発音しない。

 

以上 

 

 ここに示した発音練習法は、部分的には何処でもやっていることだが、総合的にはこの方法は、何処にもないはずです。なぜならこれは、わたしコリン・ヤーガーが独自に編み出したものだからで、特に音楽的要素を英語発音訓練に取り入れています。

 

 信じてもらえなくても良い!

 

 わたしは、英会話教室などでネイティブと話すと、必ず発音については「とても素晴らしい」といわれます。

 

 ステファン・コリンズ・フォスターの

 

 Beautiful  dreamer  を英文で歌う練習をしましょう。カラオケでもあります。

 

 終わり