「一筆啓上」「前略」もない単刀直入な手紙である。
この手紙は、宮地佐一郎氏の『龍馬の手紙』(講談社学術文庫)
に収録されている。
ペリー来航の時、家族に送った手紙だ。
『異国船処々に来り候、由に候えば、軍も候えば、軍も
近い内と存じ奉り候。
その節は、異国の首を討ち取り、帰国仕るべく候』
大言壮語する性格のビッグマウスで、このような手紙を
送っているが、
追伸に、お金を送ってくれてありがとうと記している
少し茶目っ気がある性格も読み取れる。
追伸
『なによりの品にご座候』
このように、大きなこともいう政治家も今はいない
し、大きなことをいっても、憎めないかわいらしさを
持ち合わせている人もいない。
たぶんこのような性格が愛され、絶対無理といわれた
薩長同盟などを完成させたんのではないでしょうか?
それから、手紙が簡潔というのにも、
皆さんが解りやすかったから、その真意が手紙を
通じて届いたのではないだろうか。
YES なのか NO なのか難解な文章ではなく
自分の思いを届けるには、人をひきつける内容
単刀直入に書くことが必要ではないかと 思う。
混迷の時代が、人をつくると思う。
この時代にどんな人物が、出てくるのか 楽しみだ。