あおいの島巡り(雄島編②) | *** My Dearests ***

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一緒に暮らしているたくさんの動物達と
身近にあるお花や自然をお届けします♪

下手ですがアコギで動物達と一緒に
歌うのが好きです♪

 

(前回のつづきだよ)

 

 

東尋坊の沖合にある雄島。

 

かつては船で渡っていたようだけど

1937年に橋がかけられて、今では徒歩で行けるようになっているよ。


この島も今から約1300万年前、東尋坊が形成された頃と時を同じくして

噴出したマグマが冷え固まってできた島なんだって。

 

 

 

 

 

 

 


雄島が神の島と呼ばれる所以はね

島内に海の神様を祀る大湊神社の本殿があるからなんだ。


島の入口には大きな石鳥居が。
 

 

 

 

 


雄島を回るときは

必ず時計回りに回るというしきたりがあって

反時計回りに回ると良くないことが起こるらしい。


本当かどうかはわからないけれど

念のためあおっち一行も時計回りに。

 

 

 

そういえば、橋の上で見かけた何組かの犬連れの方々と

一度もすれ違うことはなかったな。

きっとみんな同じ方向に回っているからなんだね。

 

 

 

 

 

 

 

薄暗い鎮守の森を覆うのは

ヤブニッケイやタブノキの巨木たち。

ここは鬱蒼とした自然林で覆われている島なんだ。

 

 

雄島に行ったら頭上を見上げることを忘れてはいけないよ。

空の割れ目のように見えるでしょ。

 

 


 

 

 

これは、それぞれの葉と葉が接触しないように成長している証で

クラウンシャイネスという貴重な現象らしい。

 

 


 

 

 

 

そして森の中、姿を現した大湊神社。

創建は650年ごろで

漁業で暮らしを立てる人々の航海の無事と

豊漁を祈願して建てられたらしい。


その後、織田信長に焼かれて

現在の社殿は江戸時代になってから再建されたものなんだって。

 

ちなみに、源義経や明智光秀もこの島を訪れた史実があるんだ。

 

 

 

 

 

 

木々の間に立つ小さな鳥居の向こうには

対岸が見えたよ。

 

橋ができる前は船に乗らなければ参拝できなかったからね。

人々は対岸にある拝殿からこの島を拝んでいたんだね。

 

さっきまでいた東尋坊も見えた。

 

 

 

 

 

 

 

この島では岩場から湧水が湧いていたり

磁場が不安定な磁石岩があったり。

 

神秘的な森や神社以外にも

とにかく不思議な雰囲気が漂っていたんだ。

 

 

東尋坊と同じような岩石の割れ目もあって

あおっちもお手頃サイズの岩場で記念撮影してもらったよ。

 

 

 


 

 

 

島の北側に広がる岩石の割れ目は

また違った形をしていて

 

マグマが地表を流れながら冷え固まって行った結果

こんな美しい模様になったんだって。

 

 

 

 

 


ギザギザで足場が不安定だから

ここはちまさんひとり探検へ。

 

ちまさんは石ころや岩石、地層などの観察が好きだからね。

 

 

 

 

 

 

先端の尖った岩のいくつかは磁石岩になっていて

方位磁石の磁針が狂うらしい。

 

大昔、大きな雷が落ちたのが原因だとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして神の島、雄島を一周したあおっち一行。

 

人々の深い信仰と貴重な自然があふれるこの島を

こうして自由に散策させてもらえたのが

とても嬉しかったよ。

 

 

 

 

 

 

 

訪れる者は大切に大切にここを歩いて。

 

ずっとこのまま

神秘的な島であってほしいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

by あおい

 

 

 

(つづく)