歌う為に唄を詠う。 -3ページ目

歌う為に唄を詠う。

唄を描いて
それが曲になったら載せていきたい。
いつになるかとかはわからないけど
夢。

それは遠く彼方で 響く汽笛の様に
それはどこかの公園の 子供の声の様に
懐かしさと 切なさを
織り交ぜたような 優しい心で

向こうでくるくる回る 赤い傘が
こっちを向いて 微笑んだ
いつの間にか汽笛は すぐそこにいた

煙を吐く煙突が 笑っている 笑っている
子供たちが渡る橋が 叫んでいる 叫んでいる

そうやって今日が過ぎて 誰かに会いたくなって
それを馬鹿正直に言うことが 僕にはできなかった

そうやって今日が過ぎて どこかへ旅立ちたくなって
それをする勇気も知恵もない 僕にはできなかった


今日も知らない場所で 内臓が騒ぐ
それを良しとしない者が 暴れている
心が集う 未来が揺れる
「もしそれが幻なら」 そうは考えずに

幻の中で君が 笑っている 笑っている
応えるように僕も 笑っている 笑っていた

そうやって今日が過ぎて 君に逢いたくなって
それを馬鹿正直に言うことが 僕にはできなかった

そうやって今日が過ぎて 何一つ変わらなくって
それを見つめられないから 僕はまた泣きそうだ
オレンジ色の夕暮れの下 凛と立つあなたの
遥か上を雲が泳ぐよ あなたの影を隠す

秋風が吹いて木々がざわついて ゆらゆらと揺れる
一つ一つが当たり前の事で 世界は作られてる

たった一つのこの世界に たった一人のあなたがいる
たった一度のこの世界の中で 出会えたこと
その奇跡にただありがとう


いつもの店 いつもの場所 いつもの坂道
思い出ばかり頭に残る ずっとここにいたい

時が流れる 待つことを知らず 置いてきぼりになる
逃げ出したくて弱音吐く背中を 支えてくれた仲間がいた

たった一つの未来追いかけ たった一つの答え見つける
たった一度のこの世界の中で 強くなれる
一人じゃない いつもあなたがいた


たった一つの未来追いかけ たった一つの答え見つける
たった一度のこの世界の中で 強くなんかなれない

一つじゃない未来信じて 一つじゃない答え見つける
たった一度のこの時間の中で あなたと共に
探し出すよ 二人でしか行けない 一つの未来
彼は笑っていた 私が泣いていても
その笑みを絶やさずに 私の頭に手を置いた

見たこともないような 黒い一日が過ぎていく
螺旋階段を上った それは誰から逃げているの?

波打つ地面は 私を見上げる
落ちよ 堕ちよ 落ちろ 堕ちろ
声を荒げる

叫んだ言葉に 彼らの妬みに
被さるように 仮面は浮かぶ

彼らの心が 隠れてもまだ
仮面は彼らに 覆い被さる


誰もが怒っていた 私が泣いていても
荒ぶる息を抑えずに 私の頭に手を置いた

何もかもが全て 正しさがわからずに
出口もわからずに それでも逃げていた

足音が聞こえる 誰かは誰かを
探して 疑って 嘘をついて
渦を巻いていく

誰かの悲鳴を 誰かの涙を
隠すように 仮面は浮かぶ

彼らの心が 隠れてもまだ
仮面は静かに 私を見ている


螺旋階段を上る 仮面の集団は
何をするわけでもなく 私を見ている

私の悲鳴は 私の涙は
隠していない それが私の
心を隠す 仮面だから
今までだって これからだって


涙につられた 馬鹿な男は
その笑みを絶やさずに 私の頭に手を置いた
私は身を預けた 彼は笑顔のまま
私の頭から手を放して 自分の仮面を剥ぎ取った
この唄声が聞こえますか?
伝えたいことがわかりますか?
君が黙って頷いたら
僕と君とは繋がってる

僕の右手が君の左手を
握って 守って 誓って
流す涙も話す声も
抱きしめて 誓って

心の声を渡すから
心の声を受け取って
目に見えるもの 感じるもの
全て僕と同じだから


心の声を渡してよ
心の声を受け取るから
君が感じたその全てを
僕にください 抱きしめるから


僕の右手と君の左手を
繋ぐ鼓動が 繋がる
揺れるリズムに声を乗せて
滅茶苦茶な唄を 唄おう
先を急ぐ人々は何も語らず
流れるように進む
響き渡る足音が
機械的だな

睡眠不足のまま
飛び乗った列車は
やたらと不快な揺れで
今日も走る

いつものカフェでモーニング
折れ曲がったストローが窓の外を向いた
初めてのメニューの正しい食べ方が
分からなかったからとりあえずかぶりつく

そんな何でもないような朝
どこにでもあるような朝
昨日とは地続きで
でも世界を離れる

そんな夜を
望んではいないから
今日は眠れなかったよ
今日も眠れなかったよ


駅の階段に人が募る
それは滝のようで
誰か一人転んでしまったら
浮かんだ場面をかき消した

そのサブリミナルは
やたら焼き付いて
引きはがすのには
骨が折れそうだ

そんな展開など
構うことなく
時間は容赦せず
追いつめてくる


何に迷ってるのか
何を目指しているのか
それがすぐにわかるなら
この道を今歩いてはいない

目指すものを見つめて
それが答えだと
信じていてもどこか
どこか不安で

だから今日も私は機械的な
足音を響かせる
そして今日も私は
転ぶことはない