一泊2日京都旅行の2日目。

1日目の夜はなんだかんだでのんびり楽しんでしまい、ホテルに戻って寝たのが1時近くだった。それでも朝起きたのが6時だったので、5時間も寝ることができた。

ホテルをチェックアウトして出発。映画村でもらった筒の刺さった荷物を背負って、私はてくてく歩き始めた。駅に向かう途中、「錦天満宮」にお参りした。

出町柳駅から叡山電車に乗って、私が向かったのは京都の北の方にある「鞍馬寺」である。

「鞍馬寺」は、鞍馬天狗伝説や源義経が修行した場所として有名である。本殿は鞍馬山の山頂に建つ。

終点の鞍馬駅で降りて、てくてく歩いて山門をくぐるとケーブルカーの乗り場が見える。

がしかあし! 現在時刻が7時30分、ケーブルカーの始発が8時40分、あと1時間以上あるがな。

ということで、私はケーブルカーに頼らず、自力で登ることにした。

登りはじめてすぐに「由岐神社」が現れたので、参拝した。

上り道を登りようやく山頂に辿り着いた「鞍馬寺」に参拝した後、私は「貴船神社」に向かうため、さらに山道を進んだ。途中、木の根道や魔王殿を通った。

魔王殿に参拝しようとしたら、警察官がいて魔王殿に立ち入り禁止の黄色いテープをはっていた。何かあったらしい。

その後、無事に下山し、鞍馬寺西門を出て、今度は貴船川沿いの緩い坂道を登った。

その先に現れたのが「貴船神社」である。全国にある貴船神社の総本宮で、絵馬発祥の神社ともいわれている。

「貴船神社」は鴨川の上流にあり、京の水源を守る神として信仰されてきたが、和泉式部が夫との復縁を祈願して叶ったことにちなみ、現在は縁結びの神様として、女性に人気がある。

御神水を汲んだ後、川沿いの道を歩いて、奥宮と結神社を参拝した。

貴船神社を堪能した後、バスに乗って貴船口駅に戻った私は、電車を乗り継ぎ、京都の南の方にある「石清水八幡宮」に向かった。

「石清水八幡宮」は、都の裏鬼門にあたり、都の守護神、国家鎮護の神として崇敬されてきた。

石清水八幡宮駅で下車した私はケーブルカー乗り場に向かった。今度はちゃんと乗ることができました。

「石清水八幡宮」を参拝した後、私は再びケーブルカーに乗って石清水八幡宮駅に戻った。

そろそろ帰りのことを考えて京都駅の近くにいた方がいい、と思い、私は電車を乗り継いで「東寺」に向かった。

「東寺」は正式名称を「教王護国寺」といい、空海が密教根本道場としたことで知られる。

「東寺」を参拝後、次は「若一神社」に向かったのだが、バスを乗り間違えてしまい、慌てて次の停留所で降りて次のバスに乗り直すというハプニング発生!

でも、なんとか目的の「若一神社」に辿り着くことができた。この神社は、平清盛の別邸跡に建てられたのだが、今は座敷童子がいる神社として有名である。ようやく来ることができた。

座敷童子の御守りを買って満足した私が次に向かったのは、新撰組ゆかりの場所として有名な「壬生寺」である。

途中、「元祇園梛神社」にお参りしてから、「壬生寺」へ行き、お参りをした。

「壬生寺」には新撰組隊士の墓があるためか、たくさんの参拝客が訪れていた。新撰組ファンや歴史好きにはたまらないのだろう。

私にとっての「壬生寺」は、「叢原火」という妖怪の伝承が残る場所なので、他の参拝客とは弱冠温度差を感じた。

そろそろ時間もなくなってきた。できるなら駅の近くにいたい。ということで、私はてくてく歩いて「西本願寺」に向かった。

途中、「興正寺」によってから世界遺産の「西本願寺」を参拝した。親鸞の娘の覚信尼が建立した廟堂が始まりとされ、豊臣秀吉の寄進で現在の場所に移ったという。

「西本願寺」の参拝を終えた私は、京都駅に向かった。駅に近づくと急に人混みがひどくなる。お土産を買うのも大変だった。

荷物に刺さった筒を煩わしく感じながら、私は人混みにまぎれ、お土産を買った。

今回の旅も無事に楽しく過ごせた。行きたいところに行くことができたので大満足である。

特に「鞍馬寺」「貴船神社」「石清水八幡宮」は京都駅から少し距離があるので、行きたいという思いはあってもなかなか行く決心がつかなかったが、今回は意を決して、参拝にのぞんだ。

遠い分、移動に費やす時間は長かったが、行ってよかった、と心から思えた。そんな旅だった。