今年の夏の旅行では、岩手県を訪れた。2泊3日の旅で、一番のメインは「遠野物語」の舞台、遠野をうろうろすることだった。

遠野を訪れるにあたって、私が楽しみにしていたのが「遠野市立博物館」である。

遠野といえば、遠野に伝わる伝承を記した柳田國男の「遠野物語」が有名である。

「遠野物語」には、天狗や河童、座敷童子などたくさんの妖怪が登場する。

「遠野市立博物館」では、そんな「遠野物語」とその舞台である遠野の世界に浸ることができる。

「遠野市立博物館」は、昭和55年(1980年)に開館した日本初の民俗専門の博物館である。

平成22年(2010年)、「遠野物語」発刊100周年及び開館30周年をきっかけに、全面リニューアルを行った。

遠野市立図書館の上階が「遠野市立博物館」であり、中は3つの展示室に分かれている。

第1展示室では「遠野物語」の世界を紹介している。山神の像や南部氏伝来の甲冑などが展示されていた。

第2展示室では、明治以降の遠野の暮らしを町、里、山に分けて紹介されていた。当時の写真や実物資料、ジオラマなどが展示されていた。

第3展示室は企画展示室となっていて、私が訪れた時は「遠野物語とオシラサマ」と題して、東北地方を中心に信仰される「オシラサマ」が、たくさん展示されていた。

「オシラサマ」とは、桑の木などで2体一対の御神体を作り、主に家の神、養蚕の神、目の神として祀られる民間信仰のひとつである。

また、「遠野物語」の初版が展示されていた。貴重なものを観ることができた。

めちゃくちゃ広いわけではないが、見応えは充分である。展示物のほとんどが撮影可だった。嬉しい限りである。