恋愛時計
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第2章〜高校・大学時代〜第7 話夢で

それから僕は高校生になり、大学生になり20歳を迎えようとしていた。

相変わらず恋愛時計は止まったまま。

知未を忘れようと今まで数人と付き合ってきたのだが自分の本音で向き合う事は出来なかった。
嘘で固めて付き合ってきたように思える。
女の子を好きになるわけもなく、ただただ自分は知未を引きずりながら過ごしていた。

多分、ずーっと忘れることはないのだろうと。


20歳になったばかりの頃、思わぬニュースとなって知未を知る事になる。


『~大型バス事故~』

知未が乗ったバスが大事故を起こし、亡くなった名前に〇〇知未さん(22)と出た。
おれは頭がおかしくなりそうな感じを覚える。
ただ、わかるのはその直後1ヶ月の記憶が曖昧だと言う事、裏のバイトをしていたと言う事、裏のバイトで稼いだ金、ルートをとおして薬物に手を出してたと言う事、たくさんの女と遊び金を貢がせ、別の女にばらまくように使ったと言うこと。

それくらい自分は壊れてたんだと思う。

知未はあのあと精神的に病んでしまい施設に入り、施設を卒業後決まった仕事先に迎う途中のバスで亡くなった。

自分があの日約束をやぶらなければ・・・

その思いで1ヶ月間おかしくなったんだと思う。

薬物に依存してるころ、それを救ってくれたのはしんじだった。
しんじが噂で聞き付けておれをぶん殴り、正気にさせてくれたんだと。

それから数日後自分で考えられるようになったころ、夢で知未が出てきた。何をしゃべったかなんて覚えていないが、泣いていたのを覚えている。

布団から体を起こすと激しい頭痛とめまいが僕を襲った。
病院に行くと医者は深刻そうに言った。
『自律神経がやられてますね。薬物などやった経験はありますか?』

僕は警察に捕まる事を恐れて、『やっていません。』と答えた。

すると医者は笑いながら『警察に突き出したりしませんから。まだお若いのだからこれからのこと考えて行きましょう。』

僕は泣きながらすべてを話した。

第6話すでに

自転車で知未の家に大雨の中向かった。
着いて、アパートのチャイムを鳴らす。何回も鳴らしたが誰も出ない。
アパートの前で待つと隣の人が帰って来て、『〇〇さん昨日引っ越ししましたよ。』

え????


どーしていいのかわからず頭を抱えうずくまる。

とにかく知未に会いたいと思い、知り合いに電話したが誰も知らなかった。


そう、その事件で取り締まりを受けた知未は精神的に病んでしまい、家族で引っ越しをしてしまったのだった。

それ以来僕の恋愛時計は止まってしまった。

第5話戻せない時間

朝方、ふと我に帰り昨日の約束を思い出し自己嫌悪。
昼間、知未に謝ろうと電話をするが繋がらない。夕方まで電話したが繋がらない。
(そりゃ怒るよなぁ。)

連絡が来るまで放っておくことにしたのだ。

1週間が過ぎた頃、相変わらず知未からは連絡がこない。
それどころか友達のしんじとも連絡がとれない。
あの日から何とも言えない、しっくりこない日が続いていた。

夕方、風の噂でしんじが捕まって鑑別所に送られたと耳にする。


すぐさま一本の電話がなる。

(プルルルル)


僕『祐法?何?』

祐法『お前しんじ捕まったの聞いた?』

僕『聞いたよ。何があったの?』

祐法『お前この一週間何してたん?』

僕『何が?』

祐法『あのな・・・・・』




ふと、3日くらい前に母親がテレビを見て『未成年の女の子が〇〇〇で連れていかれて暴行(レイプ)されたんだって。』と話していたのを思い出した。




祐法の話だとそのレイプされた被害者が知未だと。
犯人がわかったしんじはそいつらをぶっ殺すと言って行ってしまったのだと。


何がなんだかわからない僕。


話を何度も聞き直しようやく理解が出来た。

あの約束の日、知未は約1~2時間待ち続けていた。
すると他中の奴が知未を連れていき集団レイプしたのだ。

それを聞いたしんじはその犯人を探し出して全治4ヶ月の大怪我を。少し当たり所がズレていたら死んでいたらしい。一次は意識不明。言わば半殺しだ。

それで警察に捕まってしまったのだった。
僕は何がなんだかわからず、現状が信じられずとにかく知未に会いたくて知来の家に夢中で自転車で向かった。