第5話戻せない時間 | 恋愛時計

第5話戻せない時間

朝方、ふと我に帰り昨日の約束を思い出し自己嫌悪。
昼間、知未に謝ろうと電話をするが繋がらない。夕方まで電話したが繋がらない。
(そりゃ怒るよなぁ。)

連絡が来るまで放っておくことにしたのだ。

1週間が過ぎた頃、相変わらず知未からは連絡がこない。
それどころか友達のしんじとも連絡がとれない。
あの日から何とも言えない、しっくりこない日が続いていた。

夕方、風の噂でしんじが捕まって鑑別所に送られたと耳にする。


すぐさま一本の電話がなる。

(プルルルル)


僕『祐法?何?』

祐法『お前しんじ捕まったの聞いた?』

僕『聞いたよ。何があったの?』

祐法『お前この一週間何してたん?』

僕『何が?』

祐法『あのな・・・・・』




ふと、3日くらい前に母親がテレビを見て『未成年の女の子が〇〇〇で連れていかれて暴行(レイプ)されたんだって。』と話していたのを思い出した。




祐法の話だとそのレイプされた被害者が知未だと。
犯人がわかったしんじはそいつらをぶっ殺すと言って行ってしまったのだと。


何がなんだかわからない僕。


話を何度も聞き直しようやく理解が出来た。

あの約束の日、知未は約1~2時間待ち続けていた。
すると他中の奴が知未を連れていき集団レイプしたのだ。

それを聞いたしんじはその犯人を探し出して全治4ヶ月の大怪我を。少し当たり所がズレていたら死んでいたらしい。一次は意識不明。言わば半殺しだ。

それで警察に捕まってしまったのだった。
僕は何がなんだかわからず、現状が信じられずとにかく知未に会いたくて知来の家に夢中で自転車で向かった。