3月19日、テレ朝で放映した 「ドクターX 劇場版」 を観ましたカチンコ

 

 

なぜか漂流していた大門(左)  これが遺作の西田さん(右)

 

 

 2024年12月公開の東宝映画。テレ朝ドラマなのに資本提携してる東映じゃなかったんですね。

 2012年10月クール、2013年10月クール、2014年10月クール、2016年10月クール、2017年10月クール、2019年10月クール、2021年10月クールと12年7シーズン続いた米倉涼子さん主演、外科医・大門未知子のファイナルです。

 

 1月23日に、1999年10月から24シーズン続いた沢口靖子さん主演 「科捜研の女」 の完結編が放送されましたし、いつか終わる日が来るのだろうとわかりつつも、その時を迎えるとやはり格別の感興あり。

 

 とはいえ、2014年3月に31年半やった 「笑っていいとも!」 を終えたタモリさんが、12年経った今でも 「ブラタモリ」 「タモリステーション」 などで元気に街歩きしてるのを観ると、どんな長寿番組であれスッパリ終わって次のフィールドに入るのも、演者にも視聴者にとっても悪くはない気がします。

 

 加えて、劇場版公開プロモーション中の2024年10月、西田敏行さんが虚血性心疾患で享年76のお亡くなり。西田さん演じる東帝大病院院長・蛭間重勝はドラマになくてはならないキャラクターですから、西田さんなしではもはや続行不可能と言えましょう。

 

 それは 「相棒」 で大杉 漣さん演じる衣笠副総監が、2018年2月の大杉さん急逝で杉本哲太さんが代役になり、すっかり別キャラになってしまったことでもわかります。良くも悪くも演者と役柄は不可分というのが当たり役というものなのでしょう。

 

 ストーリーは、ずっとメインライターだった中園ミホさん脚本らしく、東帝大病院を乗っ取った天才外科医・神津比呂人(染谷将太)と未知子の師匠兼マネージャー?神原 晶(あきら,岸部一徳)の因縁を軸に、違法すれすれ?の難手術に臨む大門の超絶スキルが見せ場のおもしろい内容。

 

 

神津の狙いは(左)  晶さんが本作の鍵を(右)

 

 

 染谷将太さんはNHK大河 「麒麟が来る」 での織田信長役のときも思ったのですが、童顔で小柄なのに、冷酷な目つきと狂気すら感じる低音ボイスが素晴らしい。

 

 まぁ、日本最大の大学病院でころころ人事が変わったり、神津の所業が非現実的だったりするのは、命を扱う現場だけにドラマとはいえ気になるところ。

 

 とくに大門以外の加地(勝村政信)、原(鈴木浩介)、海老名(遠藤憲一)といった他の医療従事者が軒並み、シリーズ通じてずっと役立たずなのはヒドい。海外ドラマの 「Good Doctor」 などでは、なんぼ病院内の人間関係で問題があっても、いざ患者を前にしたら協力して救いにかかってくれるし、みなスキルも素晴らしいというのに。大門不在中の東帝大には掛かりたくない...

 

 クライマックスは、これで本当に終わりなんだなと思いつつ、ポジティヴな余韻の残る文句なしなエンディング。観る機会があって良かったです。米倉涼子さんお疲れさま。12年間愉しませてもらいました。