みつまめの「このレコード聴いてみたビックリマーク

「ANTHEM OF THE PEACEFUL ARMY」

GRETA VAN FLEET

 

 

 古今東西あまり関係なく、みつまめのお気に入りレコードを披露している 「このレコ!」、今回はこのバンドのアルバムです。

 

 

GRETA VAN FLEET(2018)

 

Vo:ジョシュ・キスカ

G:ジェイク・キスカ

B&Key:サム・キスカ

Dr:ダニー・ワグナー

 

 

 

 

アメリカ

 

 現代のレッド・ツェッペリンとして、デビュー当初から話題沸騰でした。当ブログでも以前記事にしております(→GRETA VAN FLEET)。

 

 今回のセレクトは2018年10月発売の1stアルバム。全米3位、全英12位のほか、独伊豪など世界中で好セールスでした。

 

 2012年、ミシガン州の小さな街フランケンムース出身。ジョシュとジェイクは双子で、弟のサムとキスカ三兄弟が友人カイル・ハウクと結成したときはまだ高校生でした。

 

 バンド名はカイルの親戚で、、ヴァイオリン奏者として活動していたおばあさんの名前らしい。クラシックの人なのでハードロックは好きでないそうですが(笑)、同郷の若者ちゃんバンドが名前を冠してくれたことはうれし恥ずかしだとか。

 

 2014年ごろから早くもデトロイトのローカルラジオで評判になりはじめ、ドラマーがサムの友人ダニー・ワグナーに替わってレコード契約を得ます。4曲入りデビューEP 「BLACK SMOKE RISING」 発売は2017年4月。

 

 当初は配信のみだったのが、あまりの評判の良さにCD、ヴァイナル盤も急遽プレス。ちょうどサムとダニーは高校を出たばかり、ジョシュとジェイクもまだ21歳の若さで初のツアーに出ました。

 

 

 

 

 クラシックなブルース、トレッドフォークのサウンドはまさにレッド・ツェッペリンを彷彿させ、クラシックロックファン狂喜でした。エルトン・ジョンからお褒めの言葉があり、ご本尊のジミー・ペイジもロバート・プラントも 「彼らは本物だ」 と絶賛しております。

 

 同年10月にはデビューEP4曲にカヴァーソングなど4曲を加え、8曲に拡張したEP 「FROM THE FIRES」 を出し、これがビルボード最高36位にチャートイン。フルアルバムへの期待が高まります。

 

 満を持して完成した 「ANTHEM OF THE PEACEFUL ARMY」 は期待以上のクオリティ。ジョシュのハイトーンはプラントより線は細いながら、音域がさらに広い。リフオリエンテッドに止まらず、メロディーラインの抑揚はツェッペリン以上のものがあります。

 

 全10曲46分に加えて、うれしいことにボーナストラックとしてEPの 「BLACK SMOKE RISING」 4曲17分も収録。ブレイクのきっかけになった 『HIGHWAY TUNE』 が聴けてうれしいかぎり。

 

 それでは 「ANTHEM OF THE PEACEFUL ARMY」 からリード曲 『WHEN THE CURTAIN FALLS』 をご紹介ですヘッドフォン