キアヌ・リーブス主演のアクション映画 「ジョン・ウィック：コンセクエンス」 を観ました。テレビ放映した3作のあと、どうしても続きが観たくなったので、GEOに行ってブルーレイをレンタル。
GEOで借りるのはちょ～久しぶり。ポンタカードが会員証なので問題ありませんでしたが、免許証での身元確認は要りました。今は専用バッグとかレンタル票はないんですね。ディスクだけケースのまま渡された...
オリジナル公開は2023年3月の 「JOHN WICK：Chapter 4」。ほんとは2021年5月の予定だったのに、新型コロナ禍で延期になったそうです。オンタイムで楽しみにしてた人たちは ええええ″～～ ってなったでしょうね。あのラストシーンから3年10か月も待たされたとは。
「コンセクエンス」 は邦題。‟報い” という意味だそうで、なかなか良い副題です。誰が報いを受けるのか...
ここまで3作はごく短い日数での急展開でしたが、本作のはじまりはある程度時間が経っているようで、幸いにウィックの体は癒えています。
ウィックついに来日（左） 娘アキラと支配人コウジ（右）
執拗に命を狙ってくる主席連合に対し、攻めに転じたウィック。冒頭のツカミとしてモロッコの首長を始末しました。
新たに主席連合の首領となったのはパリのグラモン侯爵（ビル・スカルスガルド）。ウィック抹殺のため引退していた彼の旧友ケイン（ドニ―・イェン）を呼び戻します。愛娘が人質。
ウィックが身を寄せたのはやはり旧友のコウジ（真田広之）が支配人を務める大阪コンチネンタルホテル。それを察知したグラモンが腹心チディ（マルコ・サロール）率いる戦闘集団を派遣してくると、ケインやフリーの賞金稼ぎ・トラッカー（シャミア・アンダーソン）も絡み、壮絶なバトルが展開されます。
ニューヨークに戻ったウィックは、追放されていたウィンストン（イアン・マクシェーン）のアイディアで、組織の掟であるグラモンとの ‟決闘” を申し込みます。そのためには主席連合の一員になる必要があるため、絶縁したベルリンのルスカ・ロマに復帰を懇願。条件である敵対組織の首領キーラを斃すため、ナイトクラブを舞台にまたもや壮絶なファイト。
パリの寺院にて夜明けの決闘が決まりますが、グラモンはフランス中の殺し屋を煽動して夜通しウィックの命を狙わせたうえ、もしウィックが現れてもケインを代役に立てます。果たしてウィックはグラモンの前に立ちはだかることが出来るのか......
ケインは盲目（左） 犬連れの賞金稼ぎトラッカー（右）
いや～、長かった。これまで一編120分だったのに、今回は170分ありました。それでも濃密な内容でしたよ。大阪、ベルリン、パリを舞台のバトルアクションが3つのヤマ場です。
真田広之さんが出てた～......すっかりロサンゼルスに移住してハリウッドで活躍とは聞いてましたが、これほどイイ役とは。キアヌ・リーブスとは 「47RONIN」 でも共演してたのを観ましたけど、あちらより100倍イイ。日本語で 「迷惑かけて済まない」 と言うウィックをあくまで守ろうとする侠気の人。
娘アキラを演じるリナ・サワヤマは新潟出身ロンドン育ちのR&Bシンガー。ビルボードの番組で観たことがありましたけど、女優もやってるとは。ラストの方で強烈な存在感を見せます。
大阪でチディたちを迎え撃つジャパニーズ・ヤクザの使う武器は弓矢に手裏剣という（笑）。コウジのボディガードは力士だし、思いっきりステレオタイプではありますが、極彩色の画なのでシュールなオシャレさがありました。
ウィック以外では、コウジのほか、敵役のケインとトラッカーがキーパーソンです。ケインが盲目の拳法使いというのはいささか無理があるような。猛犬連れのトラッカーはカネ払いの悪いグラモンにいいように利用されます。グラモンは首領のくせに小悪党全開。
クライマックスは、これまでの主席連合との闘いに終止符。シリーズもこれでおしまいかぁ......とキレイな朝焼けの画もあって、余韻というか脱力感というか、緊張が一気に抜けていく見事なシメでした。製作費はついに1億ドルに達し、全世界配収は4億3000万ドル。指折りしてケタを数えてしまった（笑）。
じっくり鑑賞してディスクを返却し、ふと思い立ってトレイラーとかメイキングが上がってないかな～とYou Tubeを観てみたら、《予告編 2025》 の動画が。
「THE BOOGEYMAN NEVER SLEEPS」 の文字と、ウィンストンのささやきセリフ 「Son，Come back to us」
.........マジ?!（嬉）