4月26日、テレ東 《午後のロードショー》 枠で放映した 「ジョン・ウィック:パラベラム」 を観ました。オリジナル公開は2019年5月、キアヌ・リーブス主演のシリーズ第3作 「JOHN WICK:Chapter 3-PARABELLUM」 です。パラベラムとはラテン語で ‟戦への備え”。

 

 

頼みの綱ソフィア(左)  ヒットマンは寿司屋(右)

 

 

 前作から2年3ヶ月。なのに時間軸は前作ラストシーンの続きからです。すでに激闘の連続でウィックは殴られ投げられ、撃たれ刺され、車に轢かれでボロボロ。もはや人間ではない頑丈さ(笑)。

 

 世界中の裏社会を牛耳る主席連合を敵に回し、懸賞首となったウィックはありとあらゆるヒットマンに命を狙われています。街を歩く誰に襲われてもおかしくないというカオスな状況。

 

 ウィックは過去に恩を売った ‟誓印” を使って旧知の協力を得るとニューヨークを脱出、モロッコはカサブランカに向かいます。目的は主席連合の上に立つ ‟首長” に会い、暗殺命令を撤回してもらうこと。

 

 そのころ、ウィック逃亡を助けたニューヨークコンチネンタルホテルの支配人ウィンストンや、ホームレスの地下犯罪を仕切るキングには、主席連合からの裁定人が訪れ冷酷な処分を課していました。彼らはそれに反発、戻ってきたウィックに改めて手を貸し、主席連合が繰り出す途方もない戦闘集団を迎え撃つのです......

 

 

武術の達人ふたり相手(左)  地下世界の王を前に(右)

 

 

 極彩色の画づくりと、バトルアクションの迫力がますますスケールアップ。体がボロボロのウィックは、首長に会うためサハラ砂漠で行き倒れたのに生きてるという(笑)。

 

 本作でウィック以外に目立ちまくるのは、モロッコのコンチネンタルホテル支配人ソフィア(ハル・ベリー)。首長の居場所を知るため訪ねた主席のひとりベラーダと破談してしまい、ウィックとふたりで死地を脱するアクションシーンは見せ場でした。

 

 裁定人が派遣したウィック抹殺のための最強ヒットマンは、ニューヨークの寿司職人が表の顔のゼロ(マーク・ダカスコス)。初登場シーンのBGMがきゃりーぱみゅぱみゅの 『にんじゃりばんばん』 だったのに衝撃でした(笑)。

 

 クライマックスは、コンチネンタルホテルでの死闘。これまで終始ウィックに親切で、おとなしい執事だったシャロンが一緒に戦い、強いのなんの。演じてたランス・レディックは去年、心疾患でお亡くなりとのこと。素晴らしい役者さんなのに惜しい。。。

 

 エンディングは え″ という文字どおりの大オチ演出でした。製作費7500万ドルと更に予算を使い、全世界配収も32000万ドルと、どこまでいくんだの爆ヒット。こりゃぁ、続きを観ないわけにいかないでしょ~。今回のテレ東放送はここまでなのにぃ。

 

 しょうがない、GEOに行こうっと走る人