本日は、当地ローカル 「伊藤政則のROCK CITY」(tvk) で知った話題です。
2016年4月に復帰した 《GUNS N’ ROSES》 と並行してソロ活動もしているスラッシュが、通算6作目のソロアルバム 「ORGY OF THE DAMNED」 を5月22日に出します。
このたびは古いブルース曲のカヴァーアルバムで、曲ごとにポール・ロジャースとかイギー・ポップとかZZトップのビリー・ギボンズとか、スラッシュがファンだというベテランシンガーと共演する趣向。
ミュージックビデオが先行公開されたのは、ミシシッピ出身のブルース歌手 《HOWLIN’ WOLF》 ことチェスター・バーネット(1910~1976)のカヴァー 『KILLING FLOOR』(1964)。
歌うのは 《AC/DC》 のブライアン・ジョンソンで、エアロスミスのスティーヴン・タイラーがハーモニカだけで参加するという豪華さ。ブライアンはフロリダでレコーディングし、タイラーはあとからロスで録ったそうですが、ビデオではうまくミックスされてます。
曲は聴いたことあるなぁ、と思ったら、レッド・ツェッペリンが 『THE LEMON SONG』(1969) として改作していたのでした(いけないことですw)。のちに示談してクレジット変更。
スラッシュは速弾きは好まず、印象的なフレーズを丁寧に弾くギタリストなので、ブルースのカヴァーにはうってつけでしょう。バンドではひずませたファルセットで歌うブライアンの自然な歌声が実に新鮮です。テイラーがちらっとシャウトするのは自己主張か(笑)。
それではその 『KILLING FLOOR』 のビデオです。
SLASH(2024)
Vo:ブライアン・ジョンソン
Hmc:スティーヴン・タイラー
G:スラッシュ
G:タッシュ・ニール
Key:テディ・アンドレアディス
B:ジョニー・グリパリック
Dr:マイケル・ジェローム