3月15日、テレ東 《午後のロードショー》 枠で放映した 「ボーン・アルティメイタム」 を観ました映画

 

 オリジナルは2007年8月公開 「THE BOURNE ULTIMATUM」。マット・デイモン主演、記憶を失くした元CIAのヒットマン、ジェイソン・ボーンのシリーズ第3作です。アルティメイタムとは ‟最後通牒” という意味。究極かと思った(笑)。

 

 

ロス記者と接触(左)  もみ消しに必死のCIA(右)

 

 

 イギリス、ガーディアン紙の記者サイモン・ロスがCIAの極秘作戦と、ジェイソン・ボーンに関する情報を記事に。組織を揺るがすスキャンダルが明るみに出るのを防ぐため、対テロ極秘調査局からノア・ヴォ―ゼン(デヴィッド・ストラザーン)が派遣され事態収拾に乗り出します。

 

 自分探しの旅を続けるボーンはロス記者に接触。CIAエージェントのパメラ・ランディ(ジョアン・アレン)はボーンの逮捕を命じますが、追手を逃れたボーンはスペイン・マドリッドへ。

 

 マドリッドにはロス記者の情報源、CIA支局長ダニエルズがおり、裏切者としてヴォ―ゼンに狙われていました。ボーンは現地でCIA職員ニッキー(ジュリア・スタイルズ)と出会い、彼女の手引きでさらにモロッコへ逃避します。

 

 執拗にボーン抹殺を指令するヴォ―ゼンに、次第に不信感を持つパメラ。ついにボーンの記憶が戻ったとき、ボーン誕生にいたるおぞましいCIAの作戦内容が明かされるのでした...

 

 

ニッキーはなぜ協力?(左)  ついに始まりの場所へ(右)

 

 

 いや~、第3弾もおもしろかったグッド! 4億ドル越えのシリーズ最高配収になったというのも納得の出来。

 

 前作から3年後の公開ですが、ストーリーの時間軸としては2作目とリンクしており、「ボーン・スプレマシー」 のラストシーンが途中で描かれる凝った筋立てでした。それでいてツジツマがカンペキに合ってるんですからすげぇ脚本。

 

 アクション満載ではありながら、ボーンはけっして無益な殺生をせず、降りかかる火の粉は払う感じ。通しテーマの失くした記憶を探り、それが戻ったときの苦悩がきっちり表現されてるので、ドラマとしても秀逸でした。

 

 ラストシーンも印象深く、ずっと覚えてる映画になりそうです。なんだか 「ゴジラ」 っぽい終わり方でしたけど(笑)。