先日、知的障害を持つよそのお子ちゃん用に、通院の待ち時間に退屈しないよう本を買ってあげる機会があり、書店で白泉社から出てる 《kodomoe(コドモエ)》 という子育て情報誌を選びました。楽しい写真やイラストが多いからいいだろうと思い。

 

 すると付録にオリジナルの絵本が2冊ついてました。絵本なぞ小さいとき以来なので、最近はどんな感じなんだろうと興味しんしん。あげる前にチェックしてしまいました。

 

 

キャンプ場の朝ごはん

 

 

 ひとつは 工藤ノリコ という方の 「ノラネコぐんだんぺこぺこキャンプ」。いたずら好きのノラネコたちのシリーズもののようで、キャンプにきているワンワンちゃん夫婦の朝ごはんを盗み食いしたことからひと騒動が起こります。

 

 30ページあり、ストーリーがおもしろいのでついつい読み耽ってしまいました。しかも水彩のイラストが細かく書き込んであって、バックの風景のキレイなこと。案外とハラハラドキドキの展開です。

 

 

リンゴどりのおうち

 

 

 もうひとつは おおでゆかこ という方の 「キウイのおうちのキーちゃん」。おかあさんのお手伝いをサボってお散歩に出たキーちゃんが、りんごどり、イチゴねずみ、バナナどりのおうちに遊びに招かれるメルヘンなおはなし。

 

 独特な色使いのうえ、りんごどりとかイチゴねずみとか、オリジナルのキャラクターが可愛らしい。絵心もさることながら、アイディアも大事なんですねぇ。

 

 

 どちらもイタズラしながらも、きっちり反省してヨシヨシ。みんな仲良しになったあと、「たべたあとは みんなで おかたづけ」 と、2023年だな~という教訓も入って爽やかなエンディングです。

 

 こういうの読んだらイイ子になるだろうな、と感心したのと、オトナでも読み聞かせて楽しいだろうと、絵本の進歩にビックリです。