6月13日、テレ東 《CINEMA STREET 午後のロードショー》 枠で放映した 「光る眼」 を観ました映画

 

 オリジナルは1995年4月ユニバーサル配給公開の 「VILLAGE OF THE DAWNED」 で、「ハロウィン」 や 「遊星からの物体X」 などホラー映画で有名なジョン・カーペンター監督作品です。1960年に英米合作で製作された 「未知空間の恐怖 光る眼」 のリメイクだったそう。

 

 ‟絶体絶命…銀髪の子が町を壊滅?!” とのキャッチコピーに惹かれました。主演は 「スーパーマン」(1978) のクラーク・ケント役で有名なクリストファー・リーヴで、落馬事故に遭う前の最後の出演作だったとか。

 

 カリフォルニア州の海沿いの小さな街ミドウィッチを舞台に、ある日突然住民が同時に失神する怪事件が発生。目覚めてみると街の女性たちは全員、妊娠していました。

 

 数年後、生まれて育った子たちはみな銀髪で不気味なほど賢く、やがて街のオトナたちを恐怖のどん底にたたき落とします...

 

 

 

 

 焦点はこの子たちの正体と目的、ということになりましょうが、意外にも制作側はそうは思わなかったらしく(なぜだ)、メインは銀髪児たちの挙動に翻弄される街のオトナたちの疑心暗鬼です。

 

 リーヴ演じるチェフィー医師はなんとか子どもたちとわかりあう方法を探りますが、政府から派遣されたスーザン博士(カースティ・アレイ)はなにかを知ってる様子で独自に調査します。何者?

 

 100分弱の映画なので気楽に観られる一方、ストーリーやキャラクターの掘り下げはさほどなく、評価も配収も芳しいものではなかったようです。

 

 しかしレンタルビデオの時代から、ホラー映画マニアであってもなかなか視聴困難作品だったとのことで、このたびテレ東がオンエアしたチョイスのセンスには、SNSのごくごく一部から狂喜感謝の声が挙がってました。そんなレア作をホラーマニアではない自分がたまたま観たんですから、映画の出会いというのは奇縁というか理不尽なもの、と思った次第。