11月24日、大相撲の九州場所が横綱・白鵬関の43回目の優勝で千秋楽を終えました。

 

 今年の白鵬関は右上腕腱損傷や右小指骨折など大ケガが多く、フル出場できたのは3場所でした。さすがに34歳ですからねぇ。

 

 とはいえその3場所中、春場所と九州場所を制し優勝回数を43回に延ばしました。9月には日本国籍を取得。東京五輪まで現役でいたい、と常々口にしていたのは達成できそうな勢いです。

 

 この九州場所はもうひとつ、同じ宮城野部屋で内弟子の石浦と炎鵬が幕内にいるので、横綱土俵入りの露払い・太刀持ちを身内でまかなうことが出来ました。

 

 

炎鵬・白鵬・石浦

 

 

 炎鵬は公称168cmの小兵ながら変幻自在な取り口で超人気。石浦も公称174cmの小柄ですが、バッキバキの体つきでの力相撲。日ごろから猛稽古を積んでいるのがわかります。

 

 石浦は東十五枚目で9勝6敗、西六枚目の炎鵬は負け先行からラスト連勝で8勝7敗。しかも千秋楽は、横綱に唯一黒星をつけた大栄翔に勝っての勝ち越し決定でした。

 

 白鵬関の優勝はともかく、内弟子ふたりも揃って勝ち越しなど、そうそうあることとは思えません。もしかしたらこれが最初で最後になるかも知れない貴重な出来事だろうなと思います。宮城野部屋、最良の一日だったことでしょう。

 

 

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