5月19日放送のNHK Eテレ 「日曜美術館 『エッシャー 無限性の彼方へ』」 を観ました。

 

 なんと番組開始が1976年4月。お堅い美術系教養番組で、今まで1回も観たことなかったのですが、エッシャーという人に興味があったので、番組表を見るや録画設定しておいたのです。

 

 オランダ出身の マウリッツ・コルネリス・エッシャー(1898~1972) は版画家で、いわゆるだまし絵、トリックアートを得意とした芸術家です。

 

 

「滝」(1961)

 

 

 永遠に循環する水流だったり、登ってるのか下りてるのかわからない人波だったり、建築不可能な建物だったり、じっくり眺めるほどにわけがわからなくなる不思議な世界。

 

 絵画の鑑賞などとんとわからない自分でも、作品展に行ったら楽しいだろうな、と思える画家なので、名前といくつかの作品は知っていたのです。

 

 

「上昇と下降」(1960)

 

 

 使われている技巧のひとつひとつは独創ではなく、幾何学に基づいた理論的なもので、たくさんのテクニックをうまく融合しているのだそう。芸術も数学なんですねぇ。

 

 番組では建築家を志した生い立ち、風景画を主とした若き日から、いかに不可思議世界に魅せられていったのか。またナチスによる強制収容に消えた、師であり友である サミュエル・メスキータ(1868~1944) との友情を紹介し、作品だけでなく人間としてもエッシャーの奥深みがわかって、たいへんおもしろかったです。

 

 

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