みつまめの「このレコード聴いてみたビックリマーク

「WAITING FOR THE PUNCHLINE」

EXTREME

 

 

 古今東西あまり関係なく、みつまめのお気に入りレコードを披露している 「このレコ!」、今回はこのバンドのアルバムです。

 

 

EXTREME (1995)

 

Vo:ゲイリー・シェローン

G:ヌーノ・ベッテンコート

B:パット・バジャー

Dr:マイク・マンジー二

 

 

 

 

アメリカ ポルトガル

 

 ポルトガル出身、マサチューセッツ育ちのスーパーギタリスト、ヌーノ・ベッテンコートを擁し、“ファンク・メタル” と称される独自のジャンルを開拓した EXTREME が、1995年1月に発売した通算4作目です。

 

 本作完成目前、ドラマーのポール・ギアリがマネジメント業に転職したいと脱退してしまったため、同じマサチューセッツ出身で旧知だったマイク・マンジー二に交代しています。

 

 前作の 「Ⅲ SIDES TO EVERY STORY」(過去記事) がオーケストラまで駆使した三部構成の大作でしたが、今度はロックバンドの基本に立ち返り、飾りをそぎ落としたシンプルなギターサウンドを指向、かのグロリア・エステファンが所有するフロリダの小さなスタジオで、一発録りに近いレコーディングを敢行しました。

 

 ところが制作が終わるか終わらないかのところで、大御所AEROSMITH の大きなヨーロッパ・ツアーでのサポートの話が舞い込みました。

 ヌーノにしたら えーびっくり という感じだったらしいですが(笑)、EXTREME のプロモーションにもなるから、これは受けた方がいいとマネジメントの打算が働き、アルバム発売を延期して、1994年5月から半年に及ぶツアーに出ています(「DREAMS COME TRUE」(過去記事))。

 

 おかげで夏には出す予定だったアルバムはすっかりずれ込み、年明けの1995年1月にようやく発売されました(全米40位)。

 

 

 

 

 内容は、派手さはないもののライブ感にあふれた味わいのある作風、と評されていましたけど、EXTREME の曲ってほとんどそうですよね(笑)。パッと聴いてツカミの良いサウンドではけっしてなく、徐々に良さが得心できるバンドです。キャッチーなだけの曲なんて、すぐ飽きるものですから。

 

 いちおうリード曲は 『HIP TODAY』 で、日本盤のみ 『THERE IS NO GOD』 がシングル発売されたとのことですが、『CYNICAL』、『NAKED』、『LEAVE ME ALONE』、『EVILANGELIST』 などメロディーとサウンドが一体になって沁みてくるような良い曲が並んでいます。とくにバラードの 『UNCONDITIONALLY』 は超秀逸。

 

 また、アコースティックギターインストの 『MIDNIGHT EXPRESS』 が象徴しているようにヌーノのギタープレイは絶好調。この人のソロって超絶テクニックで音数がすごいわりに、誇示することなくどこか上品なんですよね。

 

 EXTREME は翌1996年以降フェードアウトのようにいったん解散、ヌーノはソロに転じ、ゲイリーは VAN HALEN のシンガーになるなど(「VAN HALENⅢ」(過去記事))、その後の断続的な再結成を経て2008年に新作を出すまで、12年もの年月を要しました。

 

 今現在、そこからさらに11年ですからねぇびっくり、いい加減 EXTREME としてのニューアルバムを完成させていただきたいものです。

 

 それでは最後に、「WAITING FOR THE PINCHLINE」 から、『HIP TODAY』 をご紹介ヘッドフォン

 

 

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