世界遺産 というと自分はまったく詳しくないのですが、毎年日本からもどこやら認定されて観光資財になったり、検定試験が実施されるほどマニアの多い、実地に観るにも勉強するにも魅力のあるジャンルのようです。
そんななか、世界遺産ではないながら、つい最近知り、こんなところがあるんだ と仰天したのが中央アジア・トルクメニスタンのダルヴァザ。
トルクメニスタンにはカラクム砂漠の中の古代都市メルフや、パルティア王国時代の城砦都市ニッサの世界遺産がありますが、同じカラクム砂漠にはとんでもない場所があります。
通称 <地獄の門> と呼ばれるそこは豊富な地下資源があり、1970年代に天然ガスのボーリング調査をしているときの落盤事故で、直径50メートル以上のクレーターが開いてしまいました。
地下の有毒ガスが放出されてしまったため、無毒化のため仕方なく火を放ったところ、地下から絶え間なくガスが噴出。埋蔵量が不明なので文字通り延々と、消えることのない炎になってしまったのです。
40年以上経った現在でも消火のスベはなく、地下ガスの供給が絶えるのを待つしかない。しかし皮肉なことに外国の旅客にとっては絶好の観光スポットになりました。
現地は テケ族 という遊牧民族が暮らしていましたが、観光客招致のため政府に土地を追われてしまったのだそうです。火炎地獄にされるわ棲み処を奪われるわ、彼らは甚大な被害者ですね。

