みつまめの「このレコード聴いてみた」
「BLINDED BY TOKYO」
HIBRIA
古今東西あまり関係なく、みつまめのお気に入りレコードを披露している 「このレコ!」、今回はこのバンドのアルバムです。
HIBRIA (2011)
Vo:ユーリ・サンソン
G:ディエゴ・カスペル
G:アベル・カマルゴ
B:ベニュール・リマ
Dr:エドゥアルド・バルド
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ブラジル・ポルトアレグレ出身 HIBRIA(イブリア)。
2000年代以降に登場したバンドでは最強の純へヴィーメタルバンドだとの評判で、ずっと気になっていました。
偶然、ブックオフで2枚組ライブ盤を発見したので、おそらくバンドの代表曲を網羅したベスト選曲がわかるだろうと、手始めとして入手したところたいへん気に入り、車でかけまくっておりました。
1996年結成、2004年 「DEFYING THE RULES」 でデビュー。
これまで6作のアルバムを出しておりますが、残念ながら今年2月の 「MOVING GROUND」 をもっての解散が発表されています。
本作は3rd 「BLIND RIDE」 発売時のツアーで来日した2011年5月の 品川ステラボール公演 を完全収録したもので、2012年6月に出ました。
サウンドはジューダス・プリーストかアイアン・メイデンか、というまさに王道メロディック・へヴィーメタル。ユーリ・サンソン の歌は若さもあってド迫力、天井知らずのハイトーンを響かせています。
演奏面でも、音数の多いリズムパート、ベースの べニュール・リマ とドラムの エドゥアルド・バルド のプレイは、フュージョン・バンドに匹敵する凄腕です。
曲は 『WELCOME TO THE HORROR SHOW』、『MILLEMNIUM QUEST』、『THE SKULL COLLECTORS』、『STEEL LORD ON WHEELS』 あたりが特にクオリティが高く、見せ場のように思われました。ライブ評によると新作からの選曲が多かったとのことですが、自分にはぜんぶ新曲みたいなものですから気にならない(笑)。
知らなくても コレ というのはわかるもので、アンコールで演奏された 『TIGER PUNCH』 という曲が代表曲のようです。
このCDが出たころは、すでにリードギターの ディエゴ・カスペル は脱退していたそうで、メンバー交代が多いのはバンドにとってもファンにとっても良いことではないですね。解散に至ってしまったのがつくづく惜しまれるバンドです。
それでは最後に 「BLINDED BY TOKYO」 から 『TIGER PUNCH』 をご紹介。DVDも同時に出ており、まさにこの日の音源です。