みつまめの「このレコード聴いてみた」
「OUT OF MY TREE」
SYKES
古今東西あまり関係なく、みつまめのお気に入りレコードを披露している 「このレコ!」、今回はこのバンドのアルバムです。
SYKES (1995)
Vo&G:ジョン・サイクス
B:マルコ・メンドーサ
Dr:トミー・オスティーン
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今年、2000年の 「NUCLEAR COWBOY」 以来の新作 「JONE SYKES SY-OPS」 を年内に発売すると公言し、久しぶりに表舞台に姿を現したジョン・サイクス。
まだ具体的なリリース日は発表になっていませんが、THIN LIZZY や WHITESNAKE での活躍で、伝説のギタリストのひとりに数えられるサイクスの復活はぜひ待たれるところです。
さて、今回ピックした 「OUT OF MY TREE」 は、1995年8月発売のソロバンド通算3作目。
1993年に BLUE MURDER として4年ぶりにシーンに復活すると(→ 過去記事 「NOTHIN’ BUT TROUUBLE」)、THIN LIZZY の再結成ツアーなどを経て、早くも新作を完成させました。
しかし BLUE MURDER は日本以外ではイマイチだったため、ゲフィン・レコードをドロップし、マーキュリーに移籍したのをきっかけに、バンド名義を SYKES と変更することになりました。
バンドとはいえ、作曲もギターも歌もサイクス中心のワンマン・プロジェクトのため、これまで以上に自身の嗜好に忠実な方向性になり、70年代ブリティッシュのグラム・ロックを意識したような曲が並んでいます。
冒頭の 『SOUL STEALER』 や 『I DON’T BELIEVE IN ANYTHING』、『SLEEP ON』 はまさしくブリティッシュ色が濃く、『IF YOU EVER NEED LOVE』、『DO OR DIE』 は、いかにもサイクスらしい華やかなハードロックで満足度の高い聴き応えです。
なお、動画でもご覧いただける見事なレコードジャケットのデザインは、THIN LIZZY時代からの知り合いで、フィル・ライノットの友人だった画家に描いてもらったそうです。
それでは最後に、アルバムのリードトラック 『I DON’T WANNA LIVE MY LIFE LIKE YOU』 をご紹介。