ちょっと旧聞になってしまいますが、昨日記事の岩瀬投手の記録にちなんで、この話題も当ブログで残しておこうと思います。
7月21日の大相撲名古屋場所、13日目で、横綱・白鵬関が高安を下し、通算勝利数1048で歴代最多記録を更新しました。
白鵬関は結局 14勝1敗 で1050勝まで記録を伸ばして優勝し、通算優勝回数は、これで39回目という大偉業も達成。
ちょうど前年の名古屋場所、9日目の勢戦で右足親指を骨折し、以降優勝なしの2回休場と、もしかすると命取りの負傷になったかも と心配しましたが、手術と下半身を中心にした鍛えなおしを経て、夏場所に全勝で完全復活を遂げました。
プロスポーツを観る大きな楽しみは、偉大な記録をオンタイムで体感することなので、大相撲で史上最高の横綱の最盛期に接することが出来るのは幸運です。
千代の富士も観たし、貴乃花も朝青龍も観たし、今後はどんな偉大な横綱が現れるでしょうか。
いやいや、この分ではまだまだ白鵬時代が続きそう。白鵬が衰えるのを待ってたら、今の上位力士は全員いなくなってるかも と数年前に思ったのですが、どうやらそれが現実になりそうです。
鶴竜は今年3度目の途中休場で、次に出る場所で負けが込むようなら引退、と公言しましたし、日馬富士も左ひじの手術に踏み切るというウワサ。
なにより、稀勢の里も2場所続けて途中休場で早くも進退を問われるなど、横綱というのは本当に厳しい。
白鵬が更新した従来の記録保持者が横綱ではなく 大関・魁皇 だったというのはなんか妙な感じがしたのですが、横綱になってしまうと結果を出さなければ辞めるしかない となれば、大関に止まるのがいちばん長く現役を続けられる秘訣なのかも知れませんね(笑)。その意味でも千代の富士は偉大でした。
ともあれ、秋場所では4人横綱の、とりわけ白鵬と稀勢の里のデッドヒート的優勝争いが観たいものです。