当ブログ年末名物(自称)、いにしえの NHK紅白歌合戦 を振り返る 「紅白プレイバック」 企画、今回は3回に渡る2005年編のラストです。
それではどんどんまいりましょう。
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TM Revolution 『WHITE BREATH』。
7年ぶりの紅白再登場でした。現在、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」 が大ヒット中ですが、ちょうど2005年に前作 「エピソード3/シスの復讐」 が公開されていました。
ステージでは、西川貴教とスター・ウォーズの登場人物が共演。クレーンを使ったり、豪華な演出でした。
グループ魂 『君にジュースを買ってあげる♡』。
劇団 《大人計画》 の俳優が中心になって結成されたコミックバンドで、メインボーカルは阿部サダヲさん。当時、ぜんぜん知らなかった(笑)。皆川猿時さんもいたんだ~。
NHKが “クドカン” 宮藤官九郎さんに朝ドラの脚本でも書いてほしいから出したんじゃないか、なんてウワサでしたが、これから8年後に 「あまちゃん」 でそれは現実のものになります。
ちなみにギターを演奏するクドカンさん。
さも弾ける風ですが、当時マーティ・フリードマンの番組に出てた記憶によると、彼のギターの腕前はきわめて初心者レベル(笑)。
山崎まさよし 『One more time,One more chance』。
横浜市・桜木町から中継で初出演。SMAP 『セロリ』 の作者としても有名ですが、やっぱりこの歌はイイですね。独特な声の響きも耳に残ります。
AI 『Story』。
ロサンゼルス生まれ、鹿児島育ちのR&Bシンガーで、歌の上手さは驚異的です。
今年、水中出産したことが話題になりましたが・・・新生児の感染リスクがハンパないんで、けっしてマネしてはいけませんよ。
アリス 『アリス プレミアム2005』。
『狂った果実』 と 『遠くで汽笛を聞きながら』 のメドレーでした。
2001年の再結成以来、たびたびアリスで活動しており、2013年にはオリジナル・アルバムも制作しています。
谷村新司と堀内孝雄というビッグネームふたりを、ひと枠で出せるところがメリット(笑)。
Def Tech 『My Way』。
インディレーベルからミリオンセラーをマークした、レゲエ&ヒップホップデュオ。
東京出身の Micro と、ハワイ出身の Shen の英語混じりの歌詞世界は、驚くようなクオリティの高さで話題をさらいました。
この夜も、会場にため息をつかせるような素晴しいステージを披露。文句なし、今紅白のベストパフォーマンスでした。
松任谷由実 & Friends Of Love The Earth 『Smile Again』。
2005年、愛知県で開かれた 《愛・地球博》 の閉幕コンサートで結成された国際ユニットとして、ユーミン紅白初出場となりました。
上海のホテルの屋上から中継で、ディック・リー(シンガポール)、シュイ・クー、アミン(中国)、イム・ヒョンジュ(韓国) と共演し、さすがみんな上手かったですが、肝心のユーミンの歌唱が(笑)。
DREAMS COME TRUE 『何度でも~紅白スペシャルバージョン~』。
今年、ベスト盤 「THE BEST! わたしのドリカム」 がヒットしたドリカム、名曲 『やさしいキスをして』 と 『何度でも』 は、この時代に発表していました。
とくに 『やさしいキスをして』 は中村正人さんのベースのみの伴奏で歌い、実に良かったです。
渡辺美里 『My Revolution』。
「スキウタ」 アンケート上位に応え、初出場でかのウルトラ名曲をイントロから完全再現。なんだかんだ、小室哲哉さんの作曲でいちばんイイ曲だと思う(笑)。
2015年は、デビュー30周年ということで、全都道府県をコンサートで廻りました。
m-fro♥Akiko Wada 『HEY!』。
この年の紅白で最大の話題だったのは、和田アキ子さんが白組から出場することです。
m-fro は VERBAL と ☆taku が組むヒップホップ系プロデューサーユニットで、専任シンガーだった LISA が脱退したあとは、いろんなアーティストとコラボするスタイルでした。
和田さんが歌った 『HEY!』 がオリコン9位のヒットとなり、満を持して白組入り(笑)。
ヒップホップ曲をノリノリで歌いこなすあたり、歌手としての和田さんの力量はおそるべし。
紅組トリ 天童よしみ 『川の流れのように』。
もちろん、かの美空ひばりさんの名曲です。
「スキウタ」 上位選出ということで、この歌を最も歌いこなせる天童さんに白羽の矢が立ちました。歌唱はさすがのド迫力。
大トリ SMAP 『Triangle』。
当然ながら、グループでトリを務めるのは史上初。演歌ベテラン勢を押しのけてのトリは、時代の趨勢というものでしょうか。
非常にスケールの大きな曲でトリに相応しいですが、残念ながらラストカットに地震テロップが出てしまった(苦笑)。
審査は双方向時代を反映し、会場審査・デジタルテレビ・ケータイ審査など視聴者の意向が拡大され、タレント審査員の存在意義がだいぶ薄れました(笑)。
優勝は白組。
総合司会のみのもんたさんは終始しゃべりまくり、ほぼ独壇場という存在感でしたが、この司会ぶりは好き嫌いが分かれそうです。
以上、2005年の 「第56回紅白歌合戦」 プレイバックでした。
それではごきげんようm(_ _ )m。