みつまめの「このレコード聴いてみた
」
「ＵＮＩＴＥＤ ＣＯＶＥＲ ２」
井上陽水
古今東西あまり関係なく、みつまめのお気に入りレコードを披露している 「このレコ！」、今回は邦楽フォーク&ニューミュージックから、井上陽水氏のアルバムです。
当ブログでは、陽水氏のアルバムをすべて記事にしてきましたが、ついに新作の登場です（笑）。
「UNITED COVER 2」 （2015年7月29日発売）
1．シルエット・ロマンス（大橋純子）
2．黄昏のビギン（水原 弘）
3．リンゴ（吉田拓郎）
4．リフレインが叫んでる（松任谷由実）
5．有楽町で逢いましょう（フランク永井）
6．夜霧よ今夜も有難う（石原裕次郎）
7．女神（bonus track）
8．瞬き（bonus track）
9．あの素晴しい愛をもう一度（加藤和彦と北山 修）
10．I WILL（ビートルズ）
11．夢であいましょう（坂本スミ子）
12．SAKURAドロップス（宇多田ヒカル）
13．氷の世界（セルフカヴァー）
*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ**:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆
今年の大晦日 「NHK紅白歌合戦」 で、もしかしたらタモリさんの総合司会と陽水氏の友情出演があるんじゃないかと淡い期待をしていたのですが、残念ながら実現しませんでした（笑）。
陽水氏、前作 「魔力」 から4年9ヶ月という長いリリース間隔を経たやっとの新作は、2001年5月に出した 「UNITED COVER」 の続編というべきカヴァー・アルバム。
7月29日に発売で、オリコン・アルバムチャートでは最高16位をマークしています。
今回、最も話題になったのは、同時代にフォーク&ニューミュージック界を牽引してきた拓郎さんとユーミンのカヴァーに挑戦したことでしょう。
拓郎さんを歌うのは初めてという陽水氏。
「あのふたりの仲はどうなんだ？ という声があるのは意識してたんですよ（笑）。お互い誕生日を欠かさず祝いあう間柄でもないし、といって顔を合わせれば掴みかかるわけでもない（笑）。でもそういう目があるのをふたりとも、どこか愉しんでたりして（笑）。」（陽水氏）
と、確信犯的に拓郎さんの曲を入れたようです。
ユーミンに関しては、以前共作を手がけるなど接点がないではなかったのですが、やはりカヴァーを歌うのは初。
「ユーミンの歌はけっこうネガティヴなシチュエーションが多い。でも彼女が歌うことで前向きな女性像に聴こえるんだな、と今回歌ってみて気付きました。」（陽水氏）
そこでユーミンとは対照的に、陰鬱な歌い方でアプローチしたとのこと。
他には1950年代～60年代の古い歌が多いですが、
「この年まで生きてきたメリットのひとつは、若い人に比べて古い歌を知ってること（笑）。」
だそうですが、フランクさんや裕次郎さんなど、これ以上ない個性の持ち主の歌でさえ、陽水カラーに染めてしまうのが、歌手・井上陽水 のケレン味でしょう。
そもそもカヴァー集に挑んだきっかけは ボブ・ディラン がかつて、「もう地球上に音楽はあふれてる。新曲は必要ない」 と発言したことに感動したからだとか。
「でもその直後に、ディランはオリジナル・アルバム（『TIME OUT OF MIND』，1997）でグラミー賞を獲ったんですよ（笑）。やられたなぁ、というか、上には上がいるもんだなって。」（陽水氏）
リリース前の既発表曲は2曲。
宇多田ヒカル の 『SAKURAドロップス』 は、2014年12月発売のトリビュート盤 「宇多田ヒカルのうた」 に参加した折のもの。
『I WILL』 は、やはり2014年12月発売の ポール・マッカートニー のトリビュート盤 「THE ART OF McCARTNEY」 の邦盤に参加したときの音源です。
陽水氏の畏友・タモリさんの縁で知り合ったサルサ・バンド オルケスタ・デ・ラ・ルス が大半の曲で演奏に参加し、サウンドはラテンムードたっぷりのゴージャスな仕上がり。
とくにセルフ・カヴァー 『氷の世界』 では、オルケスタによって見事にリ・アレンジされた名曲の新たな魅力が聴けます。
といいながら、アルバムで出色なのはオリジナル曲のふたつです。
NHK 「ブラタモリ」 に起用された 『女神』 『瞬き』 は、フルで聴くとテレビの10倍素晴しいです。紅白で聴きたかったなぁ。。。
さいわい来週12月22日、NHK 「SONGS」 特別編に陽水氏が出演し、披露してくれるそうです。なんでも桑子真帆アナと、“ブラ陽水” をやるらしい（笑）。
なお、陽水氏は9月から12月にかけて 「コンサートツアー2015 UNITED COVER 2」 全国21公演を完走し、来年2月からは日程を追加してふたたびツアーに出るそうです。
ツアー好調なのは喜ばしいですが、オリジナル・アルバムの方も早くお願いします（笑）。
それでは最後に、「UNITED COVER 2」 の公式ダイジェスト動画をご紹介です
。
」「ＵＮＩＴＥＤ ＣＯＶＥＲ ２」
井上陽水
古今東西あまり関係なく、みつまめのお気に入りレコードを披露している 「このレコ！」、今回は邦楽フォーク&ニューミュージックから、井上陽水氏のアルバムです。
当ブログでは、陽水氏のアルバムをすべて記事にしてきましたが、ついに新作の登場です（笑）。
「UNITED COVER 2」 （2015年7月29日発売）
1．シルエット・ロマンス（大橋純子）
2．黄昏のビギン（水原 弘）
3．リンゴ（吉田拓郎）
4．リフレインが叫んでる（松任谷由実）
5．有楽町で逢いましょう（フランク永井）
6．夜霧よ今夜も有難う（石原裕次郎）
7．女神（bonus track）
8．瞬き（bonus track）
9．あの素晴しい愛をもう一度（加藤和彦と北山 修）
10．I WILL（ビートルズ）
11．夢であいましょう（坂本スミ子）
12．SAKURAドロップス（宇多田ヒカル）
13．氷の世界（セルフカヴァー）
*:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ**:..｡o○☆ﾟ･:,｡*:..｡o○☆
今年の大晦日 「NHK紅白歌合戦」 で、もしかしたらタモリさんの総合司会と陽水氏の友情出演があるんじゃないかと淡い期待をしていたのですが、残念ながら実現しませんでした（笑）。
陽水氏、前作 「魔力」 から4年9ヶ月という長いリリース間隔を経たやっとの新作は、2001年5月に出した 「UNITED COVER」 の続編というべきカヴァー・アルバム。
7月29日に発売で、オリコン・アルバムチャートでは最高16位をマークしています。
今回、最も話題になったのは、同時代にフォーク&ニューミュージック界を牽引してきた拓郎さんとユーミンのカヴァーに挑戦したことでしょう。
拓郎さんを歌うのは初めてという陽水氏。
「あのふたりの仲はどうなんだ？ という声があるのは意識してたんですよ（笑）。お互い誕生日を欠かさず祝いあう間柄でもないし、といって顔を合わせれば掴みかかるわけでもない（笑）。でもそういう目があるのをふたりとも、どこか愉しんでたりして（笑）。」（陽水氏）
と、確信犯的に拓郎さんの曲を入れたようです。
ユーミンに関しては、以前共作を手がけるなど接点がないではなかったのですが、やはりカヴァーを歌うのは初。
「ユーミンの歌はけっこうネガティヴなシチュエーションが多い。でも彼女が歌うことで前向きな女性像に聴こえるんだな、と今回歌ってみて気付きました。」（陽水氏）
そこでユーミンとは対照的に、陰鬱な歌い方でアプローチしたとのこと。
他には1950年代～60年代の古い歌が多いですが、
「この年まで生きてきたメリットのひとつは、若い人に比べて古い歌を知ってること（笑）。」
だそうですが、フランクさんや裕次郎さんなど、これ以上ない個性の持ち主の歌でさえ、陽水カラーに染めてしまうのが、歌手・井上陽水 のケレン味でしょう。
そもそもカヴァー集に挑んだきっかけは ボブ・ディラン がかつて、「もう地球上に音楽はあふれてる。新曲は必要ない」 と発言したことに感動したからだとか。
「でもその直後に、ディランはオリジナル・アルバム（『TIME OUT OF MIND』，1997）でグラミー賞を獲ったんですよ（笑）。やられたなぁ、というか、上には上がいるもんだなって。」（陽水氏）
リリース前の既発表曲は2曲。
宇多田ヒカル の 『SAKURAドロップス』 は、2014年12月発売のトリビュート盤 「宇多田ヒカルのうた」 に参加した折のもの。
『I WILL』 は、やはり2014年12月発売の ポール・マッカートニー のトリビュート盤 「THE ART OF McCARTNEY」 の邦盤に参加したときの音源です。
陽水氏の畏友・タモリさんの縁で知り合ったサルサ・バンド オルケスタ・デ・ラ・ルス が大半の曲で演奏に参加し、サウンドはラテンムードたっぷりのゴージャスな仕上がり。
とくにセルフ・カヴァー 『氷の世界』 では、オルケスタによって見事にリ・アレンジされた名曲の新たな魅力が聴けます。
といいながら、アルバムで出色なのはオリジナル曲のふたつです。
NHK 「ブラタモリ」 に起用された 『女神』 『瞬き』 は、フルで聴くとテレビの10倍素晴しいです。紅白で聴きたかったなぁ。。。
さいわい来週12月22日、NHK 「SONGS」 特別編に陽水氏が出演し、披露してくれるそうです。なんでも桑子真帆アナと、“ブラ陽水” をやるらしい（笑）。
なお、陽水氏は9月から12月にかけて 「コンサートツアー2015 UNITED COVER 2」 全国21公演を完走し、来年2月からは日程を追加してふたたびツアーに出るそうです。
ツアー好調なのは喜ばしいですが、オリジナル・アルバムの方も早くお願いします（笑）。
それでは最後に、「UNITED COVER 2」 の公式ダイジェスト動画をご紹介です
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