一昨日・昨日の引き続き、12月3日、日本初回放送のWWE PPV 「SURVIVOR SERIES」 の感想です。今回で完結します。

 PPVの結果・内容に触れております。
 これからご覧になる予定の方は、どうかご注意願います禁止



 現地11月22日、ジョージア州アトランタ、フィリップス・アリーナでの開催です(観衆14481人)。


 ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


 ・アンダーテイカー & ケイン vs ブレイ・ワイアット & エリック・ローワン


 アンダーテイカー25周年、ケイン18周年を祝うスペシャル・タッグマッチ。
 テイカーとケインは、そういえば兄弟の設定でした(笑)。

 

2015年もアンダーテイカー健在

 


 この日までの流れは、どちらかというとワイアットが心理戦で優位にあったような展開ではありましたが、破壊兄弟を本気で怒らせた以上、タダでは済まない。

 

乱入しようとするストローマンを撃沈!

 


 タッグ戦というものの、配下のルーク・ハーパー、ブラウン・ストローマンも同伴させ、いざとなったら4人がかりというワイアットの目論見も、結局全員が破壊兄弟のエジキになる有様でした。

 なつかしのダブル・チョークスラムで会場のムードも支配すると、シメはテイカーの永遠の必殺技・ツームストーン・パイルドライバー。

 

破壊兄弟の代名詞

 


 世を忍ぶ仮の姿では、御年52歳のテイカー・・・動きのキレはまだまだキープしており、もうしばらく生ける伝説は続きそうです。



 ・メインイベント/WWE世界ヘビー級王座決定戦:ローマン・レインズ vs ディーン・アンブローズ


 WWE世界王者と同時に、新しいWWEのカオが決まるといっていい大一番。
 その舞台に、元シールドの盟友同士が立つというのは、ふたりにとってリアルに感慨無量でしょう。

 袂を分かった セス・ロリンズ と違い、今でも友人である両者は互いリスペクトしながらも、試合となれば容赦なし。

 

レインズ、盟友アンブローズを倒す!

 


 パワーとスピードで押しまくるレインズと、インサイドワークと受け上手で翻弄するアンブローズのファイトスタイルは、プロレス界の両極といえましょう。

 熱戦は、ついにレインズのスピアーがヒットして決着。
 ローマン・レインズ、歓喜の瞬間です。

 会場から紙吹雪が舞い、花火が上がって新王者・レインズを祝福・・・感動のエンディング・シーンです。

 

夢にまでみた初戴冠・・・

 


 そこへ、団体COO・トリプルHがリング上に。
 敵対関係にはあるものの、新王者になったレインズを素直に讃えにきたのか。

 しかし、改めて WWEのカオとしてオレの下につけ と握手を求めるトリプルH。レインズは、晴れの瞬間に面を出すな とばかりのスピアー一閃でトリプルHをKO!

 ところが!
 レインズが背を向けるのを待っていた とばかり急襲したのは、マネー・イン・ザ・バンク勝者として、いつでもどこでも王座挑戦権を持っている シェイマス!!

 

シェイマス、不意打ちで権利行使

 


 虚を衝かれ喪神状態のレインズをみて、レフリーに権利行使を宣言するシェイマスは、トドメのブローグキックをヒットさせてカウント3を奪取。

 え゛ シェイマスが新王者に?!

 目が覚めたトリプルHは、すべて計画通りといいたげに、シェイマスに王座ベルトを渡し、その手を高々と挙げて勝利宣言。レインズはハメられたということか・・・。

 

トリプルHと手を組んだシェイマスが新王者

 


 紙吹雪舞う歓喜の瞬間からわずか5分。
 天国から地獄に突き落とされたレインズのイバラの道は、まだまだ続くのでした。


 ・・・って、この王座戴冠への引っ張りは、なんかダニエル・ブライアンのときとネタが一緒なような気がする(笑)。
 ここのとこ、WWE王座の交代劇って返上か不意打ちしかないしなぁ(-""-;)。


 ともあれ、奇想天外なエンディングで今年も観客の予想を裏切ったサバイバー・シリーズでした。そして無事にイベントを完遂できたことにも安堵です。

 長々のお読みをいただきありがとうございました。

 それではごきげんようm(_ _ )m。