9月3日 日本初回放送のWWE PPV 「SUMMERSLAM」 の感想です。
PPVの結果・内容に触れております。
これからご覧になる予定の方はご注意下さいませ。
今年で28回目を迎えたWWE真夏のスーパーイベントは、4時間に及ぶレッスルマニア級の拡大版になりました。
開催地はブルックリンのバークレイズ・センターで、WWEのお膝元と言うべきニューヨーク近郊ということで、ESPN の取材が入るなど広く世間にアピールしようという舞台設定です。
前日の NXT 「TAKEOVER」、翌日の 「RAW」 と、前後3日間をフルハウスにした大掛かりなイベント、今年はどんな 「サマースラム」 になったのでしょうか。
現地8月23日、ニュージャージー州ブルックリン、バークレイズ・センターの開催です(観衆15702人)。
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・オープニング ~ ジョン・スチュアート登場
今回の 「サマースラム」 のホストとして、ニューヨーク出身のタレント ジョン・スチュアート が登場。
この人、アメリカのニュースショー 「ザ・デイリーショー」 の司会を16年務め、降板後初めて人前に姿を現す、というメディア注目の場だったそうです。
コメディアン出身でニュースショーの司会に転ずるという、今の日本のお笑いがワイドショーなどをやるのは、こういう人の剽窃なんでしょうね。
「ザ・デイリーショー」 とは基本、ニュースをパロディチックに報じるので、どこまで本気か量りかねるのですが、驚くような鋭い権力批判を展開したり、とても一筋縄ではいかない番組のようです。
さて、ホストとしてのスチュアート氏、同じ地元出身の “ハードコア・レジェンド” ミック・フォーリー を呼んで、ブロック・レスナーを怒らせたときのための護衛を依頼しますが、レスナーにビビるミックは、
「ブロック とは思わなかった。おれはてっきり ロック に会うんだと思って来たんだが・・・相手がレスナーならとんでもない。おれは退散するよ」
とすごい大ボケ(笑)。
・ランディ・オートン vs シェイマス
前回PPVの再戦。シェイマス は現在WWE世界王座挑戦権を持つ身ですが、前回はオートンに敗れてしまいました。
収まらないシェイマスは、「RAW」 でのオートンのWWE世界王座戦に乱入してタイトルマッチを台無しにするなど、いまだ因縁は続行中。
好勝負だった前回よりかは幾分あっさりした試合の末、シェイマスがブローグキック(二段蹴り)2連発で雪辱を果たしました。
・WWEタッグ王座戦/フェイタル4ウェイマッチ:プライムタイム・プレイヤーズ (タイタス・オニール & ダレン・ヤング) vs ニューデイ (コフィ・キングストン & ビッグE) vs ルチャ・ドラゴンズ (シン・カラ & カリスト) vs ロス・マタドール (ディエゴ & フェルナンド)
タッグ王座戦線は、好チームが多くシノギを削る、近年にない充実期です。
夏イベントに相応しく、4チームが一気に闘う多人数形式でのタッグ王座戦が組まれました。
1本勝負で、基本は 1vs1。誰が誰と交代してもいいという作戦がモノをいうルールです。
ルチャ・ドラゴンズとロス・マタドールの2チームがルチャ・リブレ系なので、空中殺法が飛び交うにぎやかな乱戦になりました。
最後はビッグEがタナボタ式にフォールを奪い、前王者ニューデイ、タッグ王座奪還です。
・ドルフ・ジグラー vs ルセフ
ルセフと別れたラナの新恋人 ドルフ・ジグラー が、未練タラタラのルセフの逆恨みを買い負傷させられてから1ヶ月。ついに雌雄を決する舞台です。
ビッグバンプとインサイドワークに長けるジグラーとはいえ、地力はルセフが上か・・・と思われましたが、予想以上の健闘をみせ、互角の攻防で盛り上げました。
しかし両者リングアウトという珍しい不透明決着に終わり、勝負なし・・・これはまだまだ続編がありそうです。
以上、前半3試合でした。
続きはまた次回です。