4月9日 日本初回放送のWWE PPV 「WRESTLEMANIA31」 の感想です。
4日目の本日が完結編。
PPVの結果・内容に触れております。
これからご覧になる方は、くれぐれもご注意願います。
現地3月29日、カリフォルニア州サンフランシスコ、リーバイス・スタジアムでの開催です(観衆76976人)。
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・幕間
先ほどスティングとの激闘を制したトリプルHが、ステファニー夫人とともに再登場し、この日の観客数を発表しました。
その数76976人・・・フィールド内にも観客を入れるため、ここを本拠地とする 49ers の試合よりも多く、スタジアム動員新記録だそうです。
大盛況に鼻高々のトリプルH。
「オレはスティングに勝っただけじゃなく、この7万人の観客をも手中に収めたってわけだ。レスラーもイベントも観衆も、みんなオレのものなんだからな、ワハハハ」
そこへまたまたサプライズ・ゲストのザ・ロック!
超盛り上がりのなかマイクをとると、お馴染みのマシンガントークでトリプルHを絶句させ、つっかかるステファニーには、友人だという 「美しすぎるUFCファイター」 ロンダ・ラウジーを呼び寄せて応戦。
ロックがトリプルHをリング下に放り出すと、ロンダはステフの肩をかる~くひねり上げ、極悪夫婦はほうほうのていで退散しました。
・アンダーテイカー vs ブレイ・ワイアット
丸一年ぶりとなる墓堀人の復活。
明らかに年齢からくるコンディション不良だった昨年の姿があったため、どうかなと思わずにはいられませんでしたが、入場時の圧倒的なムードは健在。やはり祭典にはこの人が欠かせません。
過去3年はスキンヘッドでしたが、今年はクルーカットですっかり若々しいルックス。
見た目だけじゃなく、動きも今年は好調でした。お得意のロープ渡りも披露し、試合の主導権を握ります。
一方、ワイアットも負けてはおらず、初顔合わせとは思えぬ好勝負になりました。レッスルマニアでのテイカー戦で如何なく実力を発揮できるとは、この人もさすがです。
最大の見せ場は、ダブルKO状態から、ワイアットがエクソシストよろしくブリッジで起き上がると、テイカーはムクリとゾンビのように起き上がる、不気味ムーヴの共演。
フィニッシュはワイアットの必殺シスター・アビゲイルをカウント2でしのいだテイカーが、この日2発目のツームストン・パイルドライバーを決めて激勝。祭典22勝目を飾りました。
・メインイベント/WWE世界ヘビー級王座戦:ブロック・レスナー vs ローマン・レインズ
スタジアムがようやく薄暮になったころ、お待ちかねのメインです。
WWEデビューから2年にして掴んだビッグチャンスに、レインズは闘志満々。
ところがやはりレスナーの強さはなお圧倒的・・・試合序盤からスープレックスの乱打でレインズの動きを止めます。
これは昨夏、ジョン・シナをKOしたときと同じ地獄のコース・・・まさかこの大舞台でレインズ惨敗か、という悪夢がちらつきはじめました。
しかしここからのレインズの粘り腰は驚異。投げられまくりながらも薄ら笑いを浮かべてレスナーをイラつかせると、場外鉄柱に叩きつけられたレスナーは珍しく大流血!
レスナーの必殺 F-5 を3度までもしのいだレインズは、スーパーマンパンチを3発、スピアーを2発決めると、ついに崩れ落ちたレスナー。レインズに勝機到来!
すると、そこへなんとなんと・・・セス・ロリンズが乱入してきた!
レインズの妨害? いや、自身が保持する、「いつでもどこでも行使可」 のマネー・イン・ザ・バンクの権利を使い、両者グロッキーのこの場面を狙ったようです。
まさかレッスルマニアのメインで行使するとは・・・大観衆騒然のなか、レフリーが認めたため、ここからはトリプルスレットで試合続行。
ダメージが大きいながら怒り心頭のレスナーはロリンズを F-5 に捉えますが、レインズのスピアーがヒットして場外へ転落。
すると今度はロリンズ、レインズに必殺カーブ・ストンプを決め、してやったりのカウント3!!
セス・ロリンズ、まんまとWWE王座強奪に成功!
終わってみれば、レスナーでもレインズでもなく・・・ロリンズが新王者という、誰が予想しえたでしょうか、この結末(笑)。
充実した試合内容に豪華なゲスト、大どんでん返しのラストと、今年のレッスルマニア、例年に増して楽しめました。
来年はテキサス州アーリントン、AT&Tフィールドでのレッスルマニア32の開催が決定しております。
長々のお読みをいただきありがとうございました。
それではごきげんようm(_ _ )m。