4月9日 日本初回放送のWWE PPV 「WRESTLEMANIA31」 の感想です。
PPVの結果・内容に触れております。
これからご覧になる方は、くれぐれもご注意ください。
現地3月29日、カリフォルニア州サンフランシスコ、リーバイス・スタジアムでの開催です(観衆76976人)。
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・幕間
緒戦でラダーマッチを制したダニエル・ブライアンの勝利インタビュー中、元インターコンチネンタル王者のレジェンドたちが続々祝福に。
パット・パターソン、ロディ・パイパー、リッキー・スティムボートに、リック・フレアー、ブレット・ハートまでもが登場。舞台裏まで豪華な顔ぶれです。
きっと憧れだったであろう先達の祝福を受け、ブライアンもリアルにうれしそうでした。
その後スタジアムでは、祭典テーマ曲の演奏。
今年の音楽ライブは スカイラー・グレイ、トラヴィス・パーカー、キッド・インクでした。
・ディーバタッグマッチ:ペイジ & AJ・リー vs ブリー・ベラ & ニッキー・ベラ
現在のディーバ戦線の主役 ベラ・ツインズと抗争を続けるペイジに、ついこの前まで不倶戴天の仇だった AJ が復帰して助太刀に。
お互いイマイチ信頼関係がアヤしいなか、果たして打倒ベラ双子姉妹に対抗できるのか、がテーマでしたが、案外ソツなくタッグ連携をこなし、AJのサブミッションでペイジ組の勝利。
しかしディーバ王者は依然としてニッキー。新シーズンもベラ姉妹中心のディーバ戦線になりそうです。
・2015年度 WWE殿堂顕彰者紹介
毎年、祭典前夜祭として行われるレジェンド・レスラーの殿堂入り式典。
この日、改めて顕彰者が舞台上で紹介されました。
リキシ、アランドラ・ブレイズ(全女ではメデューサ)、ラリー・ズビスコ(元AWA王者)、ブッシュワーカーズ、ランディ・サベージ(元WWE王者、故人)、藤波辰巳(元WWEジュニア王者)、コナー・ミシャレック(小児ガン基金、故人)、アーノルド・シュワルツェネッガー(セレブ部門)、ケビン・ナッシュ(元WWE王者、nWo)。
日本マット界から、藤波さんが招かれたのは特筆でしょう。
大観衆の歓迎を受け、ほんとにうれしそうでした。
・ユナイテッド・ステイツ(US)王座戦:ジョン・シナ vs ルセフ
2月PPVで一敗地にまみれたジョン・シナ、一世一代の再戦です。
“ロシアの怪人” ルセフは、なんと <T-34戦車> に乗って登場。こんな物騒なもん、どこで見つけたんだろ・・・。
対するシナの入場に際し、VTRで流れるのは歴代アメリカ大統領の演説。
アイゼンハワー、ケネディ、レーガン、ブッシュ、オバマ・・・時代も世相も違えど、共通して言うには
「アメリカの敵は、自由に対する敵である」
今やアメリカン・アイコンの期待を背負ってジョン・シナ、ルセフに挑みます。
ルセフの超パワーに、真正面から対抗できるのはシナだけでしょう。グラウンド・レスリングから中盤の大技の攻防と、実にクラシックなプロレスの試合が展開されます。
祭典仕様か、ルセフの長距離ダイビング・ヘッドバット、シナのスプリングボード式スタナー と、いつもは出さない大技のアクセントに、観客が勝負の行方にグイグイ引き込まれていく様子がわかりました。
やがてやってきた、シナ最大のピンチ・・・ルセフの必殺アコレード(キャメルクラッチ)。
幾多の強豪を失神させ、2月のシナもKOさせられた強烈技を、今度は技をかけられたまま立ち上がって生還に成功!
最後は妨害しようとした女マネージャー・ルナとルセフを誤爆させ、シナが必殺アティチュード・アジャストメントを豪快に決めて勝利。ついにルセフから初フォールを奪うと同時に、実に10年ぶりとなるUS王座を獲得しました。
言ってみれば、シナの勝利は大観衆の期待どおり・・・それでも試合内容で予想を上回る攻防を魅せたのは見事のひと言です。まさにミスターWWEといえましょう。
本日はここまでです。
続きはまた次回。