一昨日、昨日付記事に引き続き、8月28日 日本初回放送のWWE PPV 「SUMMERSLAM」 の感想です。今回で完結します。

 PPVの結果・内容に触れております。
 これからご覧になる予定の方はくれぐれもご注意くださいNG


 現地8月17日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ステイプルズ・センターでの開催です(観衆17357人)。



 ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


 ・ローマン・レインズ vs ランディ・オートン

 
 当初、今PPVメインでジョン・シナのWWE世界王座に挑む予定だったオートン。
 ところがシールド解体以来、遺恨深まるレインズの再三に渡る襲撃を受け、標的を変更しました。

 オートンとしては徹底的にレインズを潰し、王座戦線の邪魔をさせない腹づもり。 
 レインズからみると、シングルマッチとしては過去最強の相手となるだけに、ここでの勝敗は今後を左右します。

 セミファイナルに組まれたこの試合、期待どおりの真っ向勝負が展開されました。
 レインズのスピアーに、オートンのRKO・・・フィニッシュが明確なだけに、そこに至る攻防がキチンと組み立てられた、ジ・アメリカンプロレスといった趣き。

 オートンのスーパープレックス(雪崩式ブレーンバスター)と、レインズのスーパーサモアンドロップ(雪崩式ブロックバスター)・・・ともにトップロープを使った大技でダメージを与え合うと、スピアーを狙ったレインズにオートンのカウンターでのRKOがヒット!

 

数々のライバルを葬ってきたオートンのRKO

 


 これで決着かと思いきや、なんとカウント2.5でキックアウト。
 必殺技を返されたオートンは、禁じ手・パントキックを狙います。アメフトよろしく頭部を直に蹴り上げる危険技のため、封印させられた技です。

 しかし間一髪かわしたレインズは、逆にカウンターで特大スピアーを完全ヒット! 文句なしのカウント3を奪い、大消耗戦を制しました。グッドマッチ!

 これでレインズはWWE世界王座戦線に堂々参入してくるはず・・・標的となる王者はメインで決まります。

 

ローマン・レインズ キャリア最大の激勝!




 ・メインイベント/WWE世界ヘビー級王座戦:ジョン・シナ vs ブロック・レスナー


 「レッスルマニア30」 でアンダーテイカーの祭典無敗記録に終止符を打ち、その後姿を消したブロック・レスナー。
 年間数試合の契約なのか、ビッグイベントになるとひょっこり登場してきます。
 テイカーを倒した以上、もうこれしかないというWWE世界王座への挑戦。

 王座歴15回・WWEのトップに立って10年のシナには最大のライバル出現です。前回対戦は2012年4月。ブロック・レスナーのWWE復帰戦でしたが、そのときは辛くもシナが勝利しています。

 迎えた試合は、なんとも意表を衝いた展開と結末でした。

 ブロック・レスナーの圧勝!

 

投げも投げたりジャーマン16回

 


 プロレスのタイトルマッチですから必ず大熱戦にしてきたWWEですが、今回は史上初めてと言っていい大ワンサイドゲームになりました。

 レスナーがシナを投げっ放しジャーマンで放ること16回。
 必殺F-5で廻すこと2回。

 反撃といえば余力のないアティチュード・アジャストメントとSTFを一度ずつかけただけ。まさに手も足も出ない完封負けでした。
 テイカーに続きシナまで倒したレスナー・・・なんともレスナーに対しサービスの良いWWEです(笑)。

 

シナ、屈辱の大敗・・・

 


 新王者になったということは、ここからフル参戦するんかな? タイトル持ってる人が半年に1試合じゃ格好がつかないですからねぇ。

 そして、ある意味 「大仕事」 をやってくれたシナ・・・WWEで唯一、出ずっぱりの10年を過ごした大功労者だけに、しばらく休暇をあげてほしいものです。

 今大会、主要カードがほとんどバッドエンディングという珍しいPPVでした。

 

新WWE世界王者 ブロック・レスナー




 以上、長々のご覧をいただきありがとうございました。
 
 それではごきげんようm(_ _ )m。