さる1月29日に発表され、一大センセーションを巻き起こした小保方晴子さんをリーダーとする再生科学総合研究センター開発の “STAP細胞” については、文系男子のわたくし みつまめも大いに感嘆するところでした。

 2月2日付の当ブログにおきましても、まことに浅薄ながら記事にしております。
               →  STAP細胞の発表

 一方でこの件に関し、テレビ・新聞報道をみておりましたら、京都大学・山中伸弥教授の “iPS細胞” とSTAP細胞を比較し、ずいぶん事実誤認があったようです。
 
 STAP細胞を持ち上げるあまり、iPS細胞の価値を貶めるかのようなニュアンスで、すでに解決済みであるはずの 「製造効率の悪さ」 や 「悪性細胞への転化リスク」 を強調していたように見受けられました。

 これについては、山中教授も憂慮され、京都大学・iPS細胞研究所のホームページにおいて呼びかけをなさっております。
               → iPS細胞の正しい現状

 2月7日に テレビ朝日 「報道ステーション」 でも古舘伊知郎さんがインタビューし、山中教授が同様の趣旨を説明しておられました。けっして言葉にお出しになりませんが、今回の報道ニュアンスに立腹されていたのではないでしょうか。

 2006年の発表以来8年間で、長足の進歩を遂げた iPS細胞 の研究は、ついに臨床段階に入ろうかとしています。すでに世界中の研究機関が実験・検証を積み重ね、その精度はいや増すばかりとのことです。

 STAP細胞はまだ誕生したばかりで、いずれ医療に実用化されるとしても・・・おそらくわれわれがその恩恵に浴することはないであろう、まだまだまだ先の話です。

 しかし iPS細胞 は本当にもう実用化目前の技術。
 われわれとしても、最先端研究者の足を引っ張るような事実誤認だけは気をつけていきたいものです。

 難解極まる医科学の世界だけに、完全な理解は自分などには思いもよらないことですが、「間違った理解」 ほど研究者の方々に失礼な話はないですからね。


 それでは今日はこんなところでm(_ _ )m。