当ブログ、年末の風物詩。
いにしえの大晦日の祭典を振り返る 「紅白プレイバック企画」 でございます。
今回は、1972(昭和47)年の 「第23回NHK紅白歌合戦」。
本日は、第二夜です。
さっそくどんどん参りましょう。
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この年の審査は、全国8か所の地方審査員が設けられました。
名古屋から柳家小三太さんという落語家さんの中継。これぞ昭和のお茶の間というものでしょうか(笑)。
「名古屋は白組優勢です・・・尾張名古屋はシロでもつ、てなもんで」
・・・ありゃ、さすがウマい。
山本リンダ 『どうにもとまらない』。
いっとき人気が落ちたにも関わらず、路線変更で再ブレイク。それどころかここから数年間、全盛期を迎えます。
このファッション・・・昭和47年には刺激強すぎでしょうね(笑)。
尾崎紀世彦 『ゴッドファーザー~愛のテーマ~』。
大ヒット映画の主題歌を、千家和也さんの訳詞で披露しました。レコード大賞を獲った 『また逢う日まで』 はこの前年です。
左から、小鹿ミキ・うつみみどり・天地総子・・・
母に聞いたら、この時代の超おしゃべり女性タレントだそうです(笑)。笑福亭仁鶴さん(右)は、当時出ずっぱりの大活躍だったとのこと。
青い三角定規 『太陽がくれた季節』。
教科書に載る名曲は、ドラマ 「飛び出せ!青春」 の主題歌。
司会の宮田 輝さんいわく、「三角といえば、三角大福という言葉が流行りましたね」
三木武夫・田中角栄・大平正芳・福田赳夫 の総称です。
南 沙織 『純潔』。
沖縄出身で、愛称は “シンシア”。この年、沖縄県が本土復帰しました。そして、日中平和友好条約の調印で、パンダが来日。ステージの演出ひとつとっても、世相があらわれるものです(笑)。
初出場 野口五郎 『めぐり逢う青春』。
当時16歳・・・ルックスといい歌といい、実に大人びてます。新御三家のなかでは、最も早く紅白に登場してきました。
ザ・ピーナッツ 『さよならは突然に』。
渡辺プロの重鎮にして、この紅白がすでに14回目の出場。1975年にエミさんがジュリーと結婚して引退します。
ビリーバンバン 『さよならをするために』。
石坂浩二さん作詞のこの曲で、最大のヒットを記録した兄弟デュオ。近年は、『また君に恋してる』 の原曲を歌ったことでも有名です。
本田路津子 『耳をすませてごらん』。
るつこさん、と読みます。
NHK朝の連続テレビ小説 「藍より青く」 の主題歌でヒット。しかし、このドラマの映像は現存しておりません(苦笑)。
西郷輝彦 『愛したいなら今』。
橋 幸夫・舟木一夫 とともに、元祖御三家として人気でした。2013年は、事務所トラブルに見舞われたいへんだった様子(苦笑)。しかしデビュー以来50年、息の長い活躍を続けています。
森山良子 『美しい星』。
長女を出産し、休養から復帰しました。おぎやはぎ・小木博明さんと結婚された娘さんですね(笑)。森山直太朗さんはまだ生まれておりません。
ちなみに、“ムッシュ” かまやつひろしさんは従兄弟です。
応援ゲストとして、ハナ肇とクレージーキャッツ登場。
白組の応援なのに、谷啓さん(左)だけ紅色のチョッキ着用、というコントでしたが・・・正直、先のドリフの方がおもしろかった。植木 等さんはあまり目立ってませんでした。
藤 圭子 『京都から博多まで』。
宇多田ヒカルさんのお母さんです。今年(2013年)8月、自ら命を絶ってしまいました。
『新宿の女』、『女のブルース』、『圭子の夢は夜ひらく』 などビッグヒット多数。
映像をみると、歌の上手さは娘以上だし、綺麗な方でしたね。心よりご冥福をお祈りします。
欧陽菲菲 『恋の追跡(ラブ・チェイス)』。
後年、『ラブ・イズ・オーバー』 のヒットでも知られますが、このころは 『雨の御堂筋』 などダンサブルなヒットを連発しました。
しかし、歌詞の意味はわからずに歌っていたそうです(笑)。
今回はご紹介したい写真が多いため、おそれいりますが3回に分けさせていただきます。
「第23回NHK紅白歌合戦」、次回で完結です。
それでは今日はこの辺でm(_ _ )m。