12月5日 日本初回放送のWWE PPV 「SURVIVOR SERIES」 の感想です。

 PPVの結果・内容に触れております。
 これからご覧になる予定の方はご注意願います注意



 

 現地11月24日、マサチューセッツ州ボストン、TDガーデンでの開催です(観衆15297人)。


 

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 ・ワールド王座戦:ジョン・シナ vs アルベルト・デル・リオ

 

 

 前回PPV、復帰戦でさっそくワールド王座を奪取したシナ。

 デル・リオは再戦権を行使し、王座奪還を狙います。

 

 たった2ヶ月で上腕二頭筋の断裂が癒えるはずがないと、執拗に腕殺しに出るデル・リオに、シナは敢えてサポーターを外して試合に臨み、万全をアピール。

 

 振り返ってみればこの3週間、意外なほどひねった展開のない、純粋にこの日への意気込みを確認しただけでしたが、この顔合わせにストーリーは無用、という試合内容への信頼だったのでしょう。


 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
シナが新技をお披露目


 

 試合は今回も期待にじゅうぶん応える熱戦。

 フィニッシュの腕拉ぎ逆十字につなげるべく、腕を狙ったサブミッションで攻めるデル・リオに、パワーではねのけるシナ。

 

 シナは欠場明けの新技として、バックドロップの体勢から空中で体を入れ替え、ネックブリーカーで落とすオリジナル技を披露するなど新味も見せます。

 

 デル・リオの腕拉ぎ、シナのSTFと関節技をお互いにしのぎきった果て、最後はシナの必殺アティチューード・アジャストメントが豪快に決まり、シナ勝利。


 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
必殺アティチュード・アジャストメントへ



 

 ・CMパンク & ダニエル・ブライアン vs ワイアット・ファミリー (エリック・ローワン & ルーク・ハーパー)


 

 現在、やや本線から離れたポジションで闘う両トップスターは、なぜかいきなりワイアット・ファミリーの目の敵にされてしまいました。

 

 カルト宗教教祖のようなブレイ・ワイアットはパンク、ブライアンに声援を送る観客を 「哀れな子羊」 にたとえ、「おれたちが救済してやる」 とお説教・・・なんとアヤしい(笑)。

 

 おかげでパンクとブライアンの初タッグが実現し、ワイアットの手下、ローワン&ハーパーとタッグマッチで激突。

 PPVでタッグマッチが呼び物になるのは異例のことですが、それだけパンク&ブライアンがレアなコンビということなんでしょうか。

 

 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
パンク、場外のワイアットへダイブ!


 

 総帥ワイアットはいつもどおりリング下の揺りイスに腰をかけ、高見の見物。

 巨漢のローワン、ハーパーに体格面で苦戦するも、次第にコンビプレーとインサイドワークが機能してきたパンク&ブライアン。

 

 最後は場外のワイアットにも一撃を加え、ブライアンのランニング・ニーアタックからパンクのGTSにつなぎ、ハーパーを撃沈。

 

 超人気コンビの快勝に、観客も大盛り上がりでした。



 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
パンク(左)、ブライアン(右)の快勝!



 

 ・メインイベント/WWE王座戦:ランディ・オートン vs ビッグショー


 

 団体に復帰し、要求していたタイトルマッチ挑戦も実現したビッグショーは闘志満々。

 

 オートンは真正面から闘ってはとても勝ち目のない強敵に弱気・・・トリプルH夫妻に援護を求めますが、トリプルHは 「WWE王者なら独力で勝ってみろ」 と、敢えて乱入厳禁の特別ルールを決定しました。


 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
終始押し気味のビッグショーだったが


 

 もはや袋のネズミのオートン、試合はビッグショー優勢のまま進み、チョークスラム、KOパンチでオートンは半失神。

 あとはトドメをさすのみのビッグショー。

 

 そこに!

 

 騒々しい入場テーマが響き(モーターヘッドww)、トリプルH夫妻が姿をあらわすと、怪訝な表情でふたりを凝視するビッグショー。

 

 完全に場外に気をとられたビッグショーにRKOを見舞ったオートン、間髪いれずパントキックを決め、速攻で3カウントフォールをゲット・・・ありゃ、もう決着??

 

 

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乱入はしてない、ということかww


 

 観客もわけがわからないまま呆気なく試合終了すると、トリプルHは満足の笑み。

 乱入禁止といってオートンを突き放したように思わせ、結局自らがアシストするという・・・なんとまぁ、茶番劇。

 

 しかし茶番に憤慨したのは、誰あろうジョン・シナ!

 

 オートンの祝勝ムードを一掃するように入場テーマとともにシナが姿をみせると、トリプルH夫妻、オートンに軽蔑のまなざし。

 自分こそが真のチャンピオン、と高々とワールド王座ベルトをかかげるシナ。

 

 これはもしや・・・WWE王座・ワールド王座統一の布石なのか??

 

 

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真の王者はどっちだ?!


 

 思えば、2001年のWCW買収以来、WWE王座とワールド王座(旧NWA世界ヘビー)、2本の頂上タイトルを 「並立」 させてきたWWE。

 

 団体の規模も1990年代以前とは比べ物にならないほど大きくなったWWEだけに、頂上タイトルふたつ、というのもうなづけないことはないとはいえ、単一団体としてはやはり <いびつな形> であったことは否めず。

 

 ここへきてついに、最高峰王座をひとつに決める気運が来たのか・・・予想どおり、翌日開催の 「RAW#1070」 において、次回PPV 「TLC」 で、シナvsオートンによるWWE・ワールド王座ダブルタイトルマッチが発表されました。

 

 来春開催の 「レッスルマニア」 30周年記念大会に向け、大きな動きが始まりそうです。

 


 

 長々のお読みをいただきありがとうございました。


 

 それではごきげんようm(_ _ )m。


 

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