12月5日 日本初回放送のWWE PPV 「SURVIVOR SERIES」 の感想です。
PPVの結果・内容に触れております。
これからご覧になる予定の方はご注意願います。
トリプルH&ステファニー夫妻の圧政が続くWWE。
しかし解雇したビッグショーに度重なる会場乱入を許し、不当解雇で訴訟を起こされそうな気配になるや、本社重役会議は夫妻に対し、ビッグショーとの <和解> を勧告。
イヤイヤながらビッグショーの団体復帰を認め、求められるままに今PPVでのWWEタイトルマッチを組んだトリプルH・・・かくなるうえは、団体に置いたままいたぶってやろうと悪知恵を巡らせます。
「ロイヤルランブル」 「レッスルマニア」 「サマースラム」 と並ぶ “4大PPV” として、秋の大一番と位置づけられるビッグイベント、27回目の今回はどんな展開が待ち受けているのか?
現地11月24日、マサチューセッツ州ボストン、TDガーデンでの開催です(観衆15297人)。
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・クラシック・サバイバーシリーズルール/エリミネーション10人タッグマッチ:コーディ・ローズ & ゴールダスト & レイ・ミステリオ & ジミー・ウーソ & ジェイ・ウーソ vs アントニオ・セザーロ & ジャック・スワガー & ディーン・アンブローズ & セス・ロリンズ & ローマン・レインズ
ひとチーム5人ずつでタッグマッチを闘い、敗退したレスラーは退場。
最後まで残ったレスラーのいるチームが勝利という、大会の趣旨どおりの <サバイバー(生き残り)戦> です。
注目は何と言っても、レイ・ミステリオの久方ぶりの復帰。
WWE在籍11年。空中殺法の達人ゆえ、両のヒザはすでにボロボロのはず。しかし引退を回避すべく、ヒザ軟骨に幹細胞移植術を施して帰ってきました。
久しぶりとはいえ、その動きのキレはまるで遜色なし。
“ヒューマン・ハイライトフィルム” の復帰に会場大ヒートです。
そのミステリオの活躍もあり、一時は 2vs5 の大劣勢に立たされたシールドで、輝いたのはローマン・レインズでした。
得意の重爆タックル=スピアーがズバズバ決まり、なんとレインズひとりで4人抜き。
最後はミステリオをもスピアーで沈め、大逆転勝利。
たったひとりのサバイバーは、ローマン・レインズでした。
もしやここから、ピンでの売り出しが始まるのかも?!
![みつまめのLITTLE DOLLS for your life](https://stat.ameba.jp/user_images/20131208/11/mnx32/df/75/j/t02200165_0794059612774023629.jpg?caw=800)
・インターコンチネンタル王座戦:ビッグ・E・ラングストン vs カーティス・アクセル
PPV直前の 「RAW」 で、6月から守ってきたIC王座を失ったアクセル。
代理人ポール・ヘイマンがCMパンクに潰されて姿を消したため、寄る辺のない境遇になってしまいました。
単独で再浮上するためにも、この再戦でIC王座を奪還したいところ。
一方のビッグEは、ドルフ・ジグラーの用心棒から始まった今年、ベビーに転向するやいきなり初のメジャー王座を手にして絶好調。
そんな両者の勢いの差が歴然とあらわれ、この再戦でもビッグEの完勝。
アクセルの今後に黄信号か?!
・ディーバ 7vs7 エリミネーションマッチ:ナタリア & ブリー・ベラ & ニッキー・ベラ & ナオミ & キャメロン & ジョジョ & エヴァ・マリー vs AJ・リー & タミーナ・スヌーカ & ケイトリン & アクサナ & アリシア・フォックス & ローザ・メンデス & サマー・レイ
「TOTAL DIVAS」 というリアリティー番組の出演者チーム 対 それ以外のディーバという、ざっくりしたチーム分け。
こうしてみると14人もいながら、かつてのトリッシュやリタのようなスターディーバの見当たらない昨今・・・やや抗争が盛り上がりに欠けるのもいたし方なしか。
生き残り戦とはいえ、あまり尺もないらしく、大技がビシビシ決まるやぽんぽんとフォールを奪い合う、サクサクしすぎな試合展開。
しかしそんななかでも、超本格女子レスラー路線のナタリアとタミーナは見応えある攻防でした。
終盤、ナタリアはタミーナ、ついで大将AJをも必殺シャープシューターで容赦なく締め上げ、連続タップアウト勝利。
伯父ブレット・ハートもゲストに来た今PPVで、最高の勝利を捧げました。
・マーク・ヘンリー vs ライバック
傍若無人に弱いものいじめ道を歩むライバック。
こちらも代理人ポール・ヘイマンの庇護を失い迷走は否めず。
当初、試合の予定がないにも関わらずリングに登場し、この場でオープンチャレンジを宣言するライバック・・・そこへあらわれたのは、欠場していたマーク・ヘンリー!
長髪ドレッドヘアからスキンヘッドにイメチェンし、ややスリムになったヘンリー。ケガの多い人ですがようやく癒えた模様。
思えばこのカード、春のレッスルマニアと同一・・・しかし当時とは両者立ち位置が変わり、ライバックがヒールでヘンリーがベビー。
試合は本格的なスーパーヘビー級の肉弾戦。
会場ではぶつかり合いの衝撃が直接伝わるらしく、大味な展開ながらなかなかの盛り上がりでした。
最後は必殺ワールド・ストロンゲストスラムがヒットし、復活ヘンリーの快勝。