当ブログ、自称・年末の風物詩。みつまめ秘蔵のビデオカセットを蔵出しして、いにしえのNHK紅白歌合戦を振り返る 「紅白プレイバック」 企画です。
2013年の第2弾としてセレクトしましたのは、1986(昭和61)年。
この年の芸能界を席捲したアイドルグループ “おニャン子クラブ” は、フジテレビを象徴しすぎたからか選考されず。
しかしその他の人気アイドル・ヒット曲はほぼ出場しており、華やかな顔ぶれになりました。
その一方で、常連の北島三郎さんが “黒い交際” の発覚で辞退。過去49年間で唯一、サブちゃん抜きの紅白です。
また、この年を最後に一大世代交代が起こり、水前寺清子・三波春夫・島倉千代子といった大物が翌年から姿を消すことになります。
この日の視聴率は60%を割ってしまいましたが、それは裏番組の日本テレビ・年末大型時代劇 「白虎隊」 にずいぶん喰われたことが大きいようです。
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「第37回NHK紅白歌合戦」
1986(昭和61)年12月31日・NHKホール
総合司会:吉川精一(NHK)
紅組司会:目加田頼子(NHK)
白組司会:千田正穂(NHK)
紅組キャプテン:斉藤由貴
白組キャプテン:加山雄三
放送 午後9:00~11:45 ・・・ 視聴率 59.4%
オープニングの選手宣誓。
実質の司会は斉藤由貴・加山雄三のふたりでしたが、保険として? 目加田頼子・千田正穂のNHKアナウンサーが司会進行 兼 タイムキーパーとしてお手伝い。
斉藤さん・加山さんは、“キャプテン” として司会を担当する、変わったスタイルでした。心配だったのかな(笑)。
紅組トップは初出場 荻野目洋子 『ダンシング・ヒーロー』。
邦楽史上、周期的に起こる “ユーロビート” の流行の先駆け。
この曲での両足ステップはカッコイイですねぇ。
白組トップ 少年隊 『仮面舞踏会』。
ジャニーズの新人で、植草克秀・錦織一清・東山紀之のトリオ。
結成からかなり寝かせており、満を持してのレコードデビューでした。ジャニーズ史上、屈指の名曲だと思います。いい曲だ~。
この紹介時、加山さんの有名なトチリが発生します。「初出場 少年隊です! 曲は、『仮面ライダー!!』」(加山さん)
小泉今日子 『夜明けのMEW』。
今年、「あまちゃん」 でアイドル人気再燃のキョンキョン。しかし紅白出場は断わったみたいですね(笑)。
1980年代中期には楽曲・ファッションともに変化球で攻めておりました。
それにしても・・・このぬいぐるみはナニ??
三波春夫 『あヽ北前船』。
29回目のこれで、連続出場は止まります(通算31回出場)。
2020年東京オリンピック開催決定ということで、『東京五輪音頭』 が再び脚光を浴びておりますが、歌詞中の ♪オリンピックの顔と顔 がネックとなり、なかなかテレビで流せないらしい(苦笑)。
景気付けの歌なんだからいいじゃん、IOCさん。。。
紅組キャプテンにして実質の司会(めんどくさww) 斉藤由貴。
この年 NHK朝の連続テレビ小説 「はね駒(こんま)」 のヒロイン。玉置浩二さん作曲の 『悲しみよこんにちは』 も大ヒットし、歌手として登場。
緊張しまくりな様子ですが、司会もそつなくこなしていました。
初出場 吉 幾三 『雪国』。
前年にヒットした 『おら東京さ行くだ』 では選考されなかったため、待望の初出場に、感極まっての熱唱。
♪レーザーディスクはなにものだ の歌詞がネックだったと言われますが、真偽は不明(笑)。本格演歌のこの 『雪国』 も名曲です。
小柳ルミ子 『乱』。
この時期恒例だった、ミュージカル風のパフォーマンス。男性ダンサー30人をバックに、逆ハーレム状態でノリノリ。
この曲も玉置浩二さん作曲でした。
出場7回目 田原俊彦 『あッ』。
宇崎竜童作曲のロックンロールナンバーでヒット。
いや~トシちゃんかっこいいわぁ、これはちょっとレベルが違う。
・・・現在の誰と比べてるわけじゃないですョ(笑)。
近年芸能史の改竄が行われていますが、この時代のトップスターはこの人。マッチではございません。
中森明菜 『DESIRE』。
TBS日本レコード大賞連覇の大ヒット。この時代には大変な快挙です。
和装におかっぱ頭のウィッグというこの曲定番の衣装を、なんと真っ白で。紅組なのに白一色・・・この方らしい反骨ぶりですね(笑)。
近年芸能史の改竄が行われていますが、この時代のトップスターはこの人。キョンキョンではございません(天丼ww)。
ジュリーこと沢田研二 『女神』。
このころ、ジュリー長髪だったんですねぇ、よく似合います。
明日12月3日、日本武道館でついにザ・タイガース完全再結成コンサートです。トッポこと加橋かつみさんも待望の復帰。よかったよかった。
12月27日の東京ドームまで、全8公演のツアーを予定。
幕間の 「紅白サバイバルゲーム」。
紅白じゃんけんをして、負けたら小さな台に乗り、先に崩れたチームが負け。なんともユルいアトラクションです(笑)。
白組先鋒の加山さんが連勝してしまい、あっという間に紅組の台が満杯。こういうゲームは、ガチンコ勝負だったようです(笑)。
また、「ニューヨークで生まれた新しい音楽」 として、荻野目&キョンキョンが “ラップ” で紅組を応援するシーンも(バーニングプロコンビですなww)。
台湾出身 “アジアの歌姫” テレサ・テン 『時の流れに身をまかせ』。
『つぐない』 『愛人』 に続き、日本有線大賞3連覇の偉業でした。惜しくも1995年、42歳の若さで早世してしまいました。
研 ナオコ 『Tokyo 見返り美人』。
驚くようなビッグヒットというわけではないですが、なぜか夜の街で大ウケ。オネエ系バーのママさんが、必ずカラオケの定番にしてたという、変わった花の咲き方をした曲でした。
シブガキ隊 『トラ! トラ! トラ!』。
ほんとは選出されていなかったシブガキ隊、北島三郎辞退を受け、急遽、正月休み先のハワイから呼び戻されたそうです。
薬丸裕英さんは、17年続いた 「はなまるマーケット」 が来春終了。うちの母も残念がっております。長い間おつかれさまでした。
本日はここまでとさせていただき、続きはまた次回です。
それではごきげんよう(・∀・)/。