10月17日、日本初回放送のWWE PPV 「BATTLEGROUND」 の感想です。
PPVの結果・内容に触れております。
これからご覧になる予定の方はご注意願います。
現地10月6日、ニューヨーク州バッファロー、ファースト・ナイアガラ・センターでの開催です。
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・コフィ・キングストン vs ブレイ・ワイアット
不気味なカルト宗教集団 “ワイアット・ファミリー” を率いるブレイは、登場するたびに謎めいた(意味不明な)メッセージを発信し続けています。いわく
「世界は陰謀に満ちている」
「人間は逃げ惑うヤギだ」
「誰もが真実を知ることに怯えている」
・・・さては、ニューエイジかぶれだな(笑)。
言葉だけでなく、試合でのムーヴも気色悪さに磨きがかかり、ついにブリッジしたまま歩くエクソシスト攻撃まで披露・・・コワいというより、笑いを誘いましたww。
試合はあっさりコフィを退け、連勝を守りましたが・・・果たして真のねらいは何なのやら。
・CMパンク vs ライバック
前回PPV、パンクにリンチされる寸前ライバックに救われ、しかもパンクにフォール勝ちしてしまったポール・ヘイマン。以来、ライバックを見つめる目はうっとり・・・気色わるっ。
「ライバックに助けられた瞬間、電気が走ったような衝動を覚えた」
「あの日から食事がおいしく、花の香りもかぐわしい。世界のすべてが輝いて見えるんだ」
「自由が保証されたこの国では、誰が何と言おうと自分の気持ちに正直になるべきだ・・・私はライバックにプロポーズしようと思う」
・・・おいおいお~い。
ついにはリング上でライバックの前に片ヒザをつくヘイマン。
アメリカとはいえ、いくらなんでも・・・観客が全員吐きそうになったところで、ヘイマンのプロポーズというのは、
「ぜひとも私の顧客になってくれ」
な~んだ(笑)。
一方、ヘイマンの顧客が何人になろうと知ったことではないパンクは、ライバックを潰し、ヘイマンに引導を渡す気まんまんで今PPVを迎えました。
試合はライバックのパワーに圧倒されるも、徐々に主導権を奪い返すパンク。
終盤、ライバックのピンチに、ヘイマンが場外から援護しようとしたところをレフリーに見咎められ、その隙にパンクがライバックにローブロー!
悶絶するライバックを押さえ込んで、速攻のカウント3ゲット!
完全勝利とはいえないまでも、ライバックとヘイマンの機先を制したパンク・・・最終目標であるヘイマン抹殺に向け、、まだまだこの抗争は続くようです。
・メインイベント WWE王座決定戦:ダニエル・ブライアン vs ランディ・オートン
屈辱の王座剥奪から一ヶ月・・・ダニエル・ブライアンはそれでも闘志じゅうぶん。今後こそ文句のない勝利を挙げるべく気合満点です。
それはランディ・オートンも同じで、トリプルH&ステファニー夫妻に叱咤されたとおり、情け容赦なく相手を潰すサイコヒールだったかつての自分を復活させると宣言。
もしまたブライアンが勝っても、また難癖をつけられるんじゃ・・・という観客の不信を一掃するかのように、この日、トリプルH夫妻は用事で会場を離れたとアナウンス。
試合は真っ向勝負の熱戦が展開されます。
ともにレスリング技術は一級・・・ストーリーをさておいても、いつでも好勝負が出来る屈指のレスラー同士です。
クライマックス、オートンのRKOをブロックしたブライアンが、必殺イエスロックの体勢・・・しかしそこへ、ビッグショーが姿をみせた!
ゆっくりリングに歩を進めるビッグショー、レフリーのジョン・コーンを場外に投げ捨てると、ブライアンにパンチ一閃。
おもむろにバックステージから現われたのは、RAW GMのブラッド・マダックスと、解雇されたはずのレフリー、スコット・アームストロング。
やはりトリプルH夫妻の差し金で、どうしてもブライアンを勝たせないのか・・・ほくそ笑みながら悠々とブライアンをカバーするオートン。カウントするアームストロング・・・。
だが!!
何を思ったか、今度はアームストロングの首ねっこを掴み、リング下に投げ捨てるビッグショー。
オートンは唖然。
「何を考えてる? 話が違うぞ!」 となじるオートン・・・するとビッグショーの右拳は、オートンの下アゴに強烈すぎるヒット!!
試合途中でブライアンをKOし、オートンに王座を獲らせろ・・・おそらくビッグショーへの指令がトリプルH夫妻から出ていた様子。
しかしついにビッグショーは、その鎖を引きちぎった!!
試合の決着はついていないが、ブライアン、オートンともに完全失神で、勝負なしのノーコンテストになった模様。
PPV放送はこれで終わりましたが・・・会場はどう始末をつけたんだろ(笑)。
そしてトリプルHに公然と反旗を翻したビッグショーは、ただでは済まないはず。
WWE王座の行方とともに、ビッグショーの今後はどうなる?!
長々のお読みをいただきありがとうございました。
それではごきげんよう(^-^)ノ~~。