8月29日 日本初回放送のWWE PPV 「SUMMERSLAM」 の感想です。

 

 PPVの結果・内容に触れております。

 これからご覧になる予定の方はご注意願います禁止



 

 「レッスルマニア」 に次ぐ規模の真夏のスーパーイベント、今回で第26回目を数えます。

 ロサンゼルス開催は5年連続となり、すっかり定着した観があります。

 

 今年のメインイベントはふたつ。

 

 RAW新GM ブラッド・マダックスの気まぐれで、挑戦者を指名する権利を得たWWE王者ジョン・シナは、ファンの絶大な支持を受けはじめたダニエル・ブライアンを選択。

 

 そして前回PPVでのポール・ヘイマンの裏切り劇を受けて、本格ハード路線の抗争に入ったCMパンクと、ブロック・レスナーの大一番です。

 

 現地8月18日、カリフォルニア州ロサンゼルス、ステイプルズ・センター(NBAレイカーズの本拠地)での開催です(観衆17739人)。


 

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 ・リング・オブ・ファイヤーマッチ:ケイン vs ブレイ・ワイアット


 

 約1ヶ月前に登場した新キャラ、ワイアット・ファミリー。

 

 新興宗教の教祖っぽい?、謎めいたメッセージを発し続けるワイアットの最初の標的はケイン。

 手下のエリック・ローワンとルーク・ハーパーの介入を防ぐべく、ケインが用意した舞台はファイアー・デスマッチ。

 

 かつてFMWで大仁田 厚が決行したときは、リング内が酸欠になるアクシデントが起こったリアルに危険な試合形式。

 2013年のWWE版では、四方にちらちらと火を灯し、技が決まったり、場外から乱入しようとすると猛火が吹き上がる進化ヴァージョンでした。

 

 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
大仕掛け リング・オブ・ファイヤーマッチ

 

 

 1対1だったら、誰が相手だろうとさすがにそうそう引けをとるわけがないケインが猛攻。

 終始試合をリードし、とどめのチョークスラムを決めた瞬間、場外から “防火毛布” を持ち出してリングインに成功したローワンとハーパーに襲撃されダウン・・・なんかよくわからんうちにフォール負けを喫してしまいました。

 まぁ、ワイアットはデビュー戦ですからね(笑)。

 

 失神したケインを拉致して退場するワイアットファミリー・・・さてはケインを洗脳して、仲間にしようというのかな? 



 

 ・コーディ・ローズ vs ダミアン・サンダウ


 

 “愚民を導く知の救世主”(こんなヤツばっかりだなww)サンダウは、前回マネー・イン・ザ・バンク・ラダーマッチで、親友のはずのコーディを裏切って優勝。

 

 「全員が敵の試合形式だから裏切りは怨んでないが、ヤツの他人を見下す態度が許せん」 と復讐に燃えるコーディ、なんとサンダウの王座挑戦権契約書入りのブリーフケースを盗み、メキシコ湾に投棄する暴挙!

 

 「私は泳げないんだ~!」 と絶叫しつつもカバンを取り戻すべく海(ヘドロだらけww)に飛び込み、やっぱり溺れるサンダウは、完全にドリフのコントでした。

 

 しかもカバンは沖に流され、失意で陸に上がったサンダウは海水を吹きつつ、むせまくり・・・完全にダチョウ倶楽部の上ちゃんでした(笑)。

 

 そんなサンダウ、逆リベンジに燃えて今PPVでコーディと決着戦・・・どういう抗争だ(爆)。

 

 海の藻屑となった権利書は、会社に泣きついて再発行してもらったサンダウ(笑)、カバンの方は黄銅色の貴族っぽいイヤミデザインを自ら用意。カバンをなくしたのは、単にそれにしたかっただけみたいですね(笑)。

 

 試合は、さすがタッグを組んでた者同士だけあって、実に手の合った好勝負でした。必殺クロスローズをヒットさせたコーディがひとまず勝利。

 

 WWEではずっと以前から、仲の良いタッグチームというのは、のちのち抗争をおっぱじめるための前フリでしかないようです。

 

 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
試合運びは実に器用なサンダウ

 


 

 ・ワールド王座戦:アルベルト・デル・リオ vs クリスチャン


 

 ヒールターンしたデル・リオは、援護しようとするもヘマだらけの専属リングアナ、リカルド・ロドリゲスをも制裁して追放し、ますますヒール王者街道まっしぐら。

 

 クリスチャンは、RVD、ランディ・オートンとの3つ巴挑戦者決定戦を制して久しぶりの大試合のチャンス。

 肩盤の深刻なケガで約1年の欠場明け。2度のワールド王座経験者も、もしかしたらこれが王座戦のラストチャンスかも・・・と悲愴な覚悟で臨みます。

 

 デル・リオはヒール再転向後は、ルチャムーヴをふたたび封印し、受け中心ののらりくらりファイト。

 ベビーとヒールで試合スタイルを変え、しかもどちらのスタイルでも好試合が出来るという器用さ・・・見事なものです。団体の評価が高いのも納得。

 

 試合は終始、観客大盛り上がりのグッドマッチでした。

 何度も勝利まであと一歩と迫ったクリスチャンですが、最後はデル・リオのアームバーに無念のタップアウト。

 健闘を讃える、会場万雷の拍手が起こりました。ナイスファイト。


 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
デル・リオ、自分で“移民のカリスマ”宣言ww

 


 

 以上、前半3試合でした。

 続きはまた次回です。


 

 それでは今日はこの辺で(^-^)ノ~~。いや~暑い日曜日だった・・・。