4月18日 日本初回放送のWWE PPV 「WRESTLEMANIA29」 の感想です。

 PPVの結果・内容に触れております。
 これからご覧になる予定の方はネタバレ危険、でございます注意



 現地4月7日、ニューヨーク/ニュージャージーのメットライフ・スタジアムでの開催です(観衆80676人)。


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 ・アンダーテイカー vs CMパンク


 
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 1991年の祭典初出場から、昨年まで20試合全勝を誇る不滅の怪人に、今大会挑むは、2012年の絶対的王者だったCMパンク。

 まずは入場シーン、パンクおなじみのテーマ曲を、“LIVING COLOUR” が生演奏で迎えます。
 これがかっこよかった! 曲自体は毎週聴いているから知っていますが、パンクがインディペンデントのレスラーだった時代から愛用しているナンバーだそうです。

 LIVING COLOUR はニューヨーク出身の1983年結成で、ミック・ジャガーの後押しを受けてデビューした黒人ハードロックバンド。当時から “黒いレッド・ツェッぺリン” の異名をとった実力派とのこと・・・こんないいバンド、知らんかった~(+_+)。

 この曲です、『CULT OF PERSONALITY』。
 1988年に出した1st 「VIVID」 のリードトラックで、アルバムはチャート最高6位のヒットになったそうです。






 アンダーテイカーはここ3年、“1年を1試合で過ごすいい男” 状態で、今や登場自体がプレミアム。

 昨年、トリプルHとの激闘を制してついに祭典20連勝達成・・・近年のストーリー展開は、いかに “今年は負けるかも知れない” と視聴者に思わせるか、に心を砕いてきた観があります。

 それでいくと、今回のパンク戦は、ここ数年のなかではもっとも安パイというか・・・まぁ、テイカー勝つだろうな、と安心して観られました(笑)。

 そんなマッチアップの、思いがけない味付けになったのは、かつてのテイカーのマネージャー、ポール・ベアラーの逝去でした。

 どう考えても不謹慎のきわみですが、パンクはベアラーのギミックであった骨壷を強奪して、もてあそんだり凶器にしたり、やりたい放題。
 ついには骨壷のなかから粉のようなもの(遺灰?) をつまんでテイカーに振りかけるプロモシーンは、さすがに会場ドン引きでした(笑)。

 しかし思えばベアラーも、終生ショービジネス界の住人・・・こんな風にストーリーに組み込むのも、供養の一環と言えば言えないこともない・・・・・・かな??

 さながら “死せるベアラー、パンクを走らす” 的な趣きの、テイカー&ベアラーの圧倒的な存在の大きさを感じさせつつ、テイカー入場。
 今回は、まるで地の底から亡者の手が伸びてくるような、夢に出そうな幻想演出でした、こわ~っ。


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 これまでの挑発は、すべてテイカーを動揺させ、心理的に優位に立つためだと謎解きしたパンク、反則やリングアウトでも勝ちは勝ち、とテイカーの暴走を誘う作戦。

 テイカーの専売特許、ロープ渡りを真似したり、場外戦に持ち込むなど、なりふり構わず勝利を狙う。
 必殺の関節技・アナコンダバイスにとらえ締め上げるパンク・・・しかしタップアウトどころか、その体勢のままギロリとパンクを睨むテイカー、究極の “顔芸” でした。まさに千両役者。


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 テイカーのツームストーンパイルドライバーをひとたびはキックアウトしたパンク、最大のチャンスは、ラストライドの体勢をかわし、マネージャーのポール・ヘイマンがパスした骨壷で、テイカーを殴打した瞬間。

 しかしこれをカウント2.5ギリギリで返したテイカー、パンクの必殺GTSを切り返すと、ついに必殺ツームストーンが完璧に決まった!


 
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 誰もが納得、問答無用の威力でカウント3・・・これで21連勝達成! もう誰にも破られない大記録をさらに更新です。

 パンクも見事な試合運びであわやのシーンを作り、大いに盛り上げました。
 
 テイカー、またこれで姿を消してしまうのでしょうか・・・。
 出来ればレギュラー放送や他のPPVでも、まだまだ観たい人です。


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 ありゃ、ひと試合だけで本日記事終わってしまいました(笑)。
 
 あと2試合ですので、次回完結の予定です。
 それではごきげんよう(^-^)ノ~~。