4月18日 日本初回放送のWWE PPV 「WRESTLEMANIA29」 の感想です。
PPVの結果・内容に触れております。
これからご覧になる予定の方は、ぜひご注意願います。
WWEのみならず、世界最高峰のプロレスの祭典 「レッスルマニア」。
1985年の第1回から、今年で第29回目。
かつてのテリトリー時代には本拠地であったニューヨークに帰ってきました。
第1回・第10回・第20回はマジソン・スクウェア・ガーデンでの開催。
本当は、来年の第30回の節目に、ニューヨーク凱旋の予定であったと思われますが、実は来年・・・2014年の2月には、同じ会場で <NFLスーパーボウル> が開催されます。
4月開催のレッスルマニアは、その直前まで全米最大怪物イベント・スーパーボウルに話題をさらわれ、宣伝に支障が出ると読んだのか、一年前倒ししてのニューヨーク開催に踏み切ったと思われます。
その甲斐あって、会場の真新しい <メットライフ・スタジアム> には、80676人の大観衆が集結。
さて今年は、どんなドラマが生まれるのでしょうか・・・。
現地4月7日の開催です。
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・6人タッグマッチ:シェイマス & ランディ・オートン & ビッグショー vs シールド(ディーン・アンブローズ&セス・ロリンズ&ローマン・レインズ)
超豪華なメンバーによるオープニングマッチ。
いずれも祭典メインイベント級のレスラーがトリオを結成し、今だ無敗の正義の盾集団 <シールド> 壊滅を狙う。
個々の実力では圧倒的にシールドを凌ぎながらも、強すぎるオレ様意識が邪魔し、スムーズにいかないシェイマス&オートンとビッグショーの連携。
一方、磐石のチームワークで、一人がピンチでも他の二人が必ず救うシールド側。
ビッグショーはさすがの強さで3人まとめて蹴散らすも・・・勝負どころで強引にタッチしたオートンについに愛想を尽かしたビッグショー、シールドの反撃を受けるオートンを見殺し。
なんと、この大舞台でも、シールド土つかず・・・しかも試合後に口論を始め、ビッグショーはシェイマス、オートンをKOパンチ葬!
やはり協力することが出来なかったメイン級トリオ・・・このあたり、スター寄せ集め豪華チームより、ケミストリーを重視するチームの方が勝る(あるいは勝ってほしい)という、プロスポーツに対する風刺表現かも知れないな、と思いました。
・ライバック vs マーク・ヘンリー
古色ゆかしい、怪力自慢レスラー同士の重量対決。
近年、特に日本のプロレス界の感覚では、怪力レスラー=動きが鈍重で試合がおおざっぱ、という認識が強く、いつしか敬遠され気味になった感は否めず。
しかしひと大会に1試合くらいはこういう対戦があっていいはずですし、みんながみんなルチャ・ムーヴやってたら、それはそれで飽きると思います(笑)。
8万人の大観衆を前に、延々ベアハッグ合戦やったらおもしろいだろうなと思ってたら、ある程度そんな試合展開になりました(笑)。
いちばんの見せ場は、ライバックがヘンリーをシェルショックに抱え上げるシーン・・・と思われたところ、なんとその体勢からロープを使い押しつぶしたヘンリーが、そのまま強引に押さえ込みカウント3。
ありゃ、予想外にもライバック負けかぃ・・・しかし収まらないライバック、試合後にヘンリーを捕まえると、豪快なシェルショックでウサ晴らし!
試合はヘンリー勝利も、リングに仁王立ちするはライバック・・・それはいったい、何を意味するのでしょうか。
・WWEタッグ王座戦:チーム・ヘルノー(ケイン & ダニエル・ブライアン) vs ドルフ・ジグラー & ビッグ・E・ラングストン
約半年、タッグ王座をキープする “仲良くケンカコンビ” のケインとブライアン。
対するは、ワールド王座挑戦権を持ちながらも権利行使せぬまま祭典を迎えたジグラーと、新顔ラングストン。
前哨戦のシングル対決では、いずれも挑戦者チームが優位・・・今回は最大のピンチかと思われた王者コンビは、しかしさすがに大舞台の経験豊富な百戦錬磨のレスラーたちでした。
かつてないスムーズな連携をみせた王者チーム、ケインのチョークスラムから、ダニエルのダイビング・ヘッドバットにつないでジグラーを完全KO。
この半年、タッグ王座戦線を活気づけた功績大・・・WWE史上に残るタッグチームの仲間入りかも知れません。
以上、前半3試合でした。
続きはまた次回に。年に一度のビッグイベントですから、ゆっくりいきますよ~☆
それではごきげんよう(^-^)ノ~~。