2月7日 日本初回放送のWWE PPV 「ROYAL RUMBLE」 の感想です。
一昨日、昨日付記事のつづきで、これでラストです。
PPVの結果・内容に触れております。
これからご覧になる予定の方は、くれぐれもご注意くださいませ。
現地1月27日、アリゾナ州フェニックス USエアウェイ・センターでの開催です(観衆15103人)。
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・メインイベント WWE王座戦:CMパンク vs ザ・ロック
434日間・・・約1年2ヶ月。
近年稀にみる、長期王座在位期間を誇るCMパンク、ヒールモードで過去の王者を揶揄する趣旨の発言ながら、
「今の1年は、昔のプロレス界の10年に相当する」
との表現は、あながち誇張ではありますまい。
かつてWWEがWWWF(ワールドワイド・レスリング・フェデレーション)と称し、月に2度の、マジソン・スクウェア・ガーデン定期戦でのみ、タイトルマッチをこなしていた時代のチャンピオンと異なり、現在は毎週のRAW、月イチPPV、そしてノーTVの巡業ライブショーと、試合数は段違い。
試合スタイルも、格段に体を酷使するものに進化しており・・・結果としての “ズル勝ちの連続” はさておき、この王座在位期間が、マット界の歴史的偉業であることはたしかです。
そんなCMパンクに、昨年7月の段階で、この日の挑戦が決定していたザ・ロック。
1998年~2002年のあいだ、WWE王座に就くこと7度。
一時代を築いたスーパースターも、2004年を最後に俳優転向・・・。
2011年にWWE復帰が実現、、昨年レッスルマニアで、ジョン・シナと名勝負を演じて、些かも衰えぬ驚異のスキルを誇示し、ファンの度肝を抜いたとはいえ、あくまで特別出演のイレギュラー・タレント。
いわば究極の 「日常 vs 非日常」 といった趣きですが、この大勝負の前評判は、あきらかにロックの勝利→11年ぶりのWWE王座返り咲き濃厚、というもの。
4月7日、ニューヨーク メットライフ・スタジアムでの 「レッスルマニア29」 の超目玉として、王者ロックの凱旋を予想&期待するのは、無理のないことでありましょう。
この日を迎えるにあたり特筆すべきは、「WWEの秩序を守る」 といいながら事実上、王者・CMパンクを援護し続けている “正義の盾集団=シールド” の乱入を、WWEオーナー ビンス・マクマホンが禁じたこと。
もしシールドの乱入があれば、パンクの王座を剥奪する、と強権を辞さぬ構え。
これで条件は五分と五分・・・1対1の、正々堂々とした真っ向勝負の期待高まり、大一番のゴング。
リング上でのレスリングの攻防から、場外での乱戦と、熱戦が展開されるなか、場外実況テーブル上での局面で、予想外にテーブルが崩落するアクシデント。
両者、カラ足を踏んで大ケガしてもおかしくない事態でしたが、何事もなく闘いを続けるあたり、さすがプロ。
やがて試合佳境、ロック優勢で、ついに必殺技の構えに入る寸前・・・なんと、いきなりの停電!?
いや、そうではなく、何者かが照明を消し、試合を妨害した模様・・・暗闇から戻ると、場外テーブルで失神するロックの姿。
実況マイケル・コールは、眼前でたしかにシールド3人の乱入を目撃したと絶叫!
パンクは失神ロックをリングに引きずり上げ、悠々とカウント3・・・パンク、またもや王座防衛。
会場、騒然というか、落胆ムード・・・。
そこへ! ビンス・マクマホン会長が登場し、パンクの勝利に待った!
暗闇でのロックKOは、シールドの仕業と断定し、パンク反則負け・・・予告どおりの王座剥奪を宣言する直前、ロックがマイクを取り、試合の再開を要請する。
ビンス、ロックの要望を容れ、試合続行を命令。
不満タラタラながらロックにトドメをさそうとするパンクに、復活のロック、スパインバスター!
そしてお待ちかね、ピープルズ・エルボーが大炸裂!
カウント3・・・ロック勝利!!
結末は、あるいは予想どおりも・・・展開が二転三転する、実にスリリングなショーでした。
試合そのもののクオリティに関しては・・・正直なところ、昨年のシナ戦には遠く及ばないものではありましたが。
ラストシーンは、ロック、11年ぶりのWWE王座戴冠。
これでレッスルマニアのメインカードは、ロック vs ランブル戦覇者ジョン・シナ か!?
それは、一年越しのスーパーカード再戦・・・いやいや、まだあと、2月PPVが控えておりますので、先走りせず、今後の展開を楽しみにしたいと思います。
長々のお読み、ありがとうございました。
それではごきげんよう(・∀・)/。