11月29日 日本初回放送のWWE PPV 「SURVIVOR SERIES」 の感想です。

 PPVの結果・内容に触れております。

 これからご覧になる予定の方はご注意ください注意



 

 「レッスルマニア」に次ぐ、WWE PPVの歴史を持つ「サバイバー・シリーズ」。

 1987年の第1回では、ハルク・ホーガン・チーム vs アンドレ・ザ・ジャイアント・チームの軍団対抗戦でした。

 そこから毎年、“チーム対抗生き残り戦” を目玉に開催する秋の大一番として定着し、回を重ねること26回目。

 

 今回は、絶対王者CMパンクの横暴に待ったをかけるべく、“ハードコア・レジェンド” ミック・フォーリーがチームを結成して、対抗戦で雌雄を決するストーリー展開でした。

 

 しかし、オーナー ビンス・マクマホンの強権発動で、CMパンクは因縁の残るジョン・シナ、ライバックと三つ巴戦でタイトルマッチを闘うことに変更。チーム・パンクはあっさり解体し、ドルフ・ジグラーをキャプテンとする軍団に編成し直して、チーム・フォーリーと相対することになりました。

 

 予定どおりか否か・・・WWEに珍しく、ラインナップの変更が相次ぎ、結局、当初のパンクvsフォーリー色はどこへやら、前回PPVまでの遺恨を引っ張った形でのメンバー構成に落ち着きました。

 

 一方、今回PPVで防衛を果たせば、WWE王座在位期間が、丸一年を突破するCMパンクは、クリーンフォールで勝利したことのないシナとライバック、ふたりの強豪相手に、今度こそ年貢の納めどきか?!

 

 

 現地11月18日、インディアナ州インディアナポリス、バンカーズライフ・フィールドアリーナ(NBAペイサーズの本拠地)での開催です。


 

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 ・サバイバー・シリーズ エリミネーションマッチ:レイ・ミステリオ & シン・カラ & ブロータス・クレイ & タイソン・キッド & ジャスティン・ゲイブリエル vs テンサイ & タイタス・オニール & ダレン・ヤング & プリモ & エピコ


 

  フォール、タップアウト、反則などで敗退すると退場していき、最後まで生き残ったレスラーのチームが勝利、という変則多人数タッグマッチ。

 

 第1試合は、空中殺法を得意とするミドルクラスのレスラーが登場、さすがに団体戦ならではの華麗な連携式ダイブを連発して大いに盛上げました。

 両軍、唯一の巨漢であるクレイとテンサイは、重量感のあるぶつかり合いでアクセントをつけます。

 

 そのクレイがテンサイに圧殺されると試合が動き出し、ゲイブリエルがテンサイを丸め込んで退場させたことで、流れはミステリオ軍に。

 その後、怒涛の連携で次々とテンサイ軍を退場させると、最後のヤング敗退まで5連破!

 ミステリオ軍、4人残りの圧勝で緒戦を飾りました。

 

 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
飛び技名人 集合


 

 

 ・ディーバ王座戦:イヴ・トーレス vs ケイトリン


 

 イヴの策略で王座挑戦の機会を逃し続けていたケイトリン、ようやく1対1での王座戦が実現。

 

 試合序盤から怒りのケイトリン、押しに押しまくるも、一瞬の機転で形勢を逆転したイヴが辛勝・・・と、ありがちな展開(笑)でイヴの防衛。

 

 勝利のイヴ、やたらとヘンな笑顔で手を振る仕草を連発してると思ったら、イギリスのウイリアム王子と結婚したキャサリン妃のパロディらしい。そういえば、顔がちょっと似てるかも(笑)。


 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
王室気取り(?)のイヴ



 

 ・US王座戦:アントニオ・セザーロ vs R-トゥルース


 

 US王座をキープし続けるスイス人、セザーロのアメリカ・バッシングは今日も絶好調。

 

 サンクス・ギビング(感謝祭)が近い時節にひっかけて、

 「アタマが年中休日のアメリカ人が何に感謝するんだ? 不景気にか? ボロボロのインフラにか? 上がる一方の国民メタボ率にか?」

 

 ・・・これ書いてる放送作家はアメリカ人だと思うんですけど、よくもまぁ、こんな自虐ネタをやれるもんです。自国の社会問題を、よく認識してるということでしょうか(笑)。そういえば、先日辞任したCIA長官の不倫疑惑も、実況席でネタにしてましたねぇ。

 

 あ、試合は当然ながらセザーロが防衛。

 このマイク、まだまだ聞きたいものです(笑)。



 

 ・ワールド王座戦:ビッグショー vs シェイマス


 

 前回PPVでの激闘の末、敗れたものの、シェイマスは全力を尽くした闘いに満足顔でした。

 しかしビッグショーは、そんなシェイマスのスポーツマンシップを踏みにじるごとく、過剰な勝利宣言!

 ついには、イギリス公演中、バーにくりだすシェイマスを襲撃する卑劣さ(なぜかそこにカメラが入っておりました・笑)。

 怒り沸騰のシェイマス、今大会に組まれた再戦で、王座奪還のみならず、ビッグショーを徹底的に潰す腹づもり。

 

 試合では、逃げ隠れせずの真っ向勝負を挑み、圧倒的体格を誇るビッグショー優勢、耐え凌ぐシェイマス・・・は、前回対戦と同じ。

 やがて攻め疲れが目立ち、動きの落ちたビッグショーに、反撃に転ずるシェイマス・・・も、前回同様。巨漢対決の定石、といった趣きでしょうか。

 しかし相変わらずシェイマスもさることながら、ビッグショー、動きが良い・・・プロレス史上、こんな身体能力の見事な大巨人はいないでしょう。

 

 ここから違ったのは、フィニッシュを巡る攻防で、シェイマスの放ったブローグキックから、ビッグショーがとっさにレフリーを盾にしてかわしたこと。

 

 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
レフリーが巻き添えに!
 


 キックをまともに側頭部に受け、失神のレフリー、BJ・アームストロング(元レスラー)。

 代役のレフリーが駆け寄り、アームストロングを介抱しながらリング下へ・・・そのゴタゴタのなか、完全に敵に背を向けていたシェイマス、振り向きざまにビッグショーのパンチ一閃!

 

 試合は中断していなかった! 失神のシェイマスから悠々フォールを奪い、勝利してリングを降りるビッグショー。

 

 しかしもうひとりの代役レフリーがその裁定を撤回!

 シェイマスの反則勝ちをアナウンス!

 ビッグショーがレフリーを盾にした時点で反則を取られたもよう。

 

 王座は移動しないものの、勝利を覆され、レフリーに詰め寄るビッグショー・・・そこへ蘇生したシェイマス、スチールチェアを持ち出し殴りまくる!

 怒り心頭、情け容赦ないイス攻撃に、思わず手を合わせて許しを乞うビッグショー、しかしシェイマス、トドメのブローグキックで鬱憤晴らし!

 

 

みつまめのLITTLE DOLLS for your life
シェイマス大激怒!
 


 王座奪還は成らなかったものの、宣言どおりビッグショーを完全破壊したシェイマス・・・これで、次回PPV 「TLC」 での再々戦は確定的。

 反則決着の消化不良ながら、見事に溜飲を下げる結末でした。



 

 以上、前半4試合でした。

 続きは次回です。

 

 それでは今日はこの辺でm(_ _ )m。


 

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